カラビニエ

LES CARABINIERS/THE SOLDIER

80
カラビニエ
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(4件)

悲しい10.0%不思議10.0%絶望的10.0%笑える10.0%コミカル10.0%

  • tk

    5.0

    ネタバレどうしようもないが、これが「映画=人生」

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ********

    5.0

    代理への欲望

    1963年。ジャン=リュック・ゴダール監督。人里離れて暮らす4人の男女のところへ、徴兵にやってくる憲兵(カラビニエ)。国王からの手紙を見せ、なんでも手に入ると唆して男二人を連れていく。しかし、男たちが持ち帰ったのは、あらゆるものの代わりに、それらを写した絵葉書の束。勲章をもらい、終戦のときには褒美がでると言われたが、戦争の終わりではなく革命がおこり、、、という話。 無知な庶民を通して、戦争の口実の滑稽さや大義の理不尽さを余すところなく描く反戦映画。と同時に、代理への欲望が代理システムを破たんさせる様を見せている。国王の代理としてのカラビニエ、本物の代理としての絵葉書、人間の代理としてスクリーンに投影された映画。いずれの代理も、切実に求められた結果、本物には届かないことが暴かれる。 女はくるくると舞い、男は親指で口をなぞる。まぎれもなくゴダール。「オデュッセイア」を下敷きにするあたりの衒学的なところも。

  • bec********

    5.0

    映画の罪

    「反戦映画」と呼ばれる作品は数多くありますが、ほとんどは失敗作です。銃弾の飛び交う戦場や累々と横たわる死傷者の映像には確かに戦争の残酷さを実感させるインパクトがあるけれど、同時に生と死が拮抗する崇高な場面を演出してしまう。同じように、絶望しつつ引き金を引く兵士の映像は何かヒューマンなものを感じさせてしまうし、悪魔的な指導者像は神がかったカリスマ性を帯びてしまう。従って、大抵の反戦映画は「戦争の愚かさ」をテーマにしていたはずなのに逆に「戦争のおもしろさ」を伝えてしまうという皮肉な結果に終わっています。 しかし、この『カラビニエ』は戦争映画が本質的に抱えるその種のジレンマとは無縁な作品です。この映画では、人々を戦争に駆り立てるのは即物的な物欲と性欲だけであって、戦争とは指導者たちが信じさせようとしているような合理性やモラルが入り込む余地のない浅ましい茶番であることが描かれています。 この映画の画期的なところはそれだけではありません。生まれて初めて映画を見たミケランジェロがスクリーンに映し出された女性に触れようとしてスクリーンを破ってしまうという有名なシーンがあります。とても象徴的なシーンです。 思うに、人が「何かのために戦って死ぬ」というばかげた幻想に取り付かれるのはイメージの力によるものです。しかもそれは、掴もうとして手を伸ばした瞬間にバレてしまうような安上がりな嘘のイメージです。そして「夢の工場」たる映画産業はそういう大量生産された安っぽい夢=物語=イメージを観客に信じ込ませようとすることで、意識的にせよ無意識的にせよ、犯罪の片棒を担いでいる。映画が犯す罪。映画と戦争の関係。おそらく、ここまで考えて映画を作っている人は世界に数えるほども居ないでしょう。映画と戦争に対するゴダールの仮借ない態度がうかがえる傑作です。

  • のんちゃん

    4.0

    戦争への無知

    戦争への召集令状を王様の手紙と信じ、戦争からいろいろな物が手に入ると信じ、結局手に入れた物は。写真だけだった。そしてラストは・・・戦争への無知を痛烈に批判した傑作である。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
カラビニエ

原題
LES CARABINIERS/THE SOLDIER

上映時間

製作国
フランス

製作年度

公開日
-

ジャンル