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カリギュラ

カリギュラ

CALIGULA/CALIGOLA

164

ayutakaringjets

3.0

時代劇じかけのハレンチ

なんで、映画のことになると幼少時の記憶だとしても、良く憶えているのだろうか? 僕の実家付近の能楽館という映画館。 本作がかかっていたのは、小学生の時。 もちろん、観られない。 ポスターが、残虐さを含めた深紅のイメージ。 「カリギュラ」この響きは、ずっと忘れないでいた。。 >> 一通り、有名作品を観漁った現在。 ある雑誌で本作が紹介されてた。 年明け鑑賞。 ビックリ。 主人公、あの傑作「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクダウェル。 その父役、「アラビアのロレンス」のピーター・オトゥール。 主人公の妃役、「クイーン」のヘレン・ミレン。 他、有名俳優さん多数。 なのに、この出来。 以前、「SEX&禅」のレビューにて、 エロエロ作品で女優さんらを脱がしたり、 馬鹿馬鹿しさを追求したりするのは灼熱の情熱が必要、と書いたが、 こちらもしかり。 プロデューサーが、アメリカのポルノ雑誌の創設者らしく(本作の監督は実は名監督らしいのだが)、こういった作品を敢えて作ったようだ。 全体的には、非常に作りこんであるとは思う。 前半は、なんか舞台劇風だったり、 首切り機械のセットが等身大でむやみに迫力があったり、 全体の「ど~しょうもない」雰囲気が、現在の日本の政局にも似ているし、 観ていて元気も出なければ、ラストも解ってしまう。 。。。しかし!! ラスト近く、 衝撃的な「金貨5枚20分でええじゃないか」が始まる。 おそらく、女優陣はそっち方面の方であろう。 凄かった。。(笑) これ、現場はどうだったんだろう?といらぬ心配をしてしまう程。 公開当時は、モザイク処理が厳しかったはずなので、 何がなんだかわからなかったのだろう。 もちろん、現行のDVDもモザイク処理済みだが、大丈夫。 って、何が大丈夫なのだ。。。。男にとってはね。 「これだったら、AV観た方がいいよ~」という方もいるだろうが、 僕は昭和の生まれなので、時代劇を見ているのにポルノになっちゃた!的なほうが嬉しい。だから、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」も好きだし、「マーターズ」の展開も受け入れられる。 >> マルコム・マクダウェルは、「時計~」のアレックスの延長にしか見えなかった。 でも、きっとこの人しかできない役。 破滅型をさせたら抜群。 先述の他の役者さんらも、オスカー俳優。 出演したのも素晴らしいが、彼らを出演させたプロデューサーはもっと素晴らしい。 灼熱なスケベ魂。 僕も、見習っていきたい。 こういった作品をけなす人、 こういった作品をやみくもに受け入れ通ぶる人、 こういった作品がただ好きなエッチな人、 僕は、いつでも一番最後の人で有り続けたい。 新年早々、書初めにぴったりの作品であった。

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