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カリギュラ (1980)

CALIGULA/CALIGOLA

監督
ティント・ブラス
ジャンカルロ・ルイ
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2.70 / 評価:50件

絶対権者力の、異常性愛・酒乱・サディズム

  • 百兵映 さん
  • 2016年4月22日 11時45分
  • 閲覧数 2512
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 「表向きはローマ帝国皇帝カリグラの放蕩や残忍さを描いた重厚な歴史超大作であったが、実態はハード・コア・ポルノである。」(ウィキペディア)とされる。確かにポルノ描写が濃過ぎる。しかし、「異常性愛に溺れる皇帝と衰退しきったローマの姿」(同)は、このように描くのが事実にあっているのかもしれない。もっと陰惨だったかもしれない。

 まぁ、分かるような気がする。常に死(それも殺されるという)の恐怖の中に生きているのだ。常に裏切りの危機の中に生きていなければならないのだ。最高権力者の奢りと恐怖を内包させる一個人は尋常には生きられまい。

 ローマに限るまい。東洋においても、その島国においても、「御乱心」の殿の「異常」な話は腐る程ある。現代社会においても同じことがチラチラ見え隠れする。犠牲になる人々が痛ましい。

 身内が信じられない。側近が信じられない。それでも権力の座は保たねばならない。民心を抑えなければならない。じゃぁどうする。異常な性愛と、酒と、サディスティックな粛清しかあるまい。自らが異常になるしかあるまい。

 これは初期ローマの三代目の皇帝の話。ここには出てこなかったが、キリスト教徒の受難の時代。そしてこれがやがて立場が拮抗して、ローマとキリスト教が結託することになる。異常だ。歴史は正常な思想で続いているのではない、とさえ思わされる。何が正常で何が異常なのかさえも分かり難くなる。

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