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カリギュラ

カリギュラ

CALIGULA/CALIGOLA

164

Amaterasulover

4.0

孤独と不安が創る、淫蕩な酒池肉林。

キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」に出演した マクダウェルを始め、シェイクスピア女優のヘレン・ミレン、 そしてピーター・オトゥール、 演技派イギリスの演劇界の重鎮が出演しています。 美術はフェリーニとコンビを組んでいたダニロ・ドナティ。 脚本はゴア・ヴィダル、二十世紀の奇書と呼ばれ 2080万部を売るベストセラー「マイラ」作者、 コッポラと「パリは燃えているか」の脚本を書き、、 カーター大統領やゴアと血縁関係にある。。 そして制作費は、、なんと、、、46億円。。。 ここまで読んで、、凄く観てみたいと思うでしょ。。。 当初、監督はリナ・ヴェルトミュラーを予定されていたようで、 その場合、カリギュラ役はジャック・ニコルソンだったそうです。 ローマのディア・フィルムスタジオの全てを使い、 莫大な予算と豪華布陣で撮影が始まり、 セットは、ローマ時代に忠実に復元されています。 凄く、観たいでしょ~。 出資者は、男性ポルノ雑誌ペントハウス社長の ボブ・グッチョーネ、、、 監督はイタリアのエロティック映画会では 有名な監督ティント・ブラス。。。 あれ???怪しくなってきた????笑。 圧巻は、船型の売春館での大乱交シーン、、、 フェリーニを思わせるような劇上セット。。。 そして、罪人?の首を刎ねるための巨大首刈り機、 グロテスクで、、気分が少々悪くなりますが、 セットとしても素晴らしい。。 一時は、セックスシーンを ペントハウスモデルを使って別撮りされ、 マクダウェルら俳優陣は、 ポルノとは知らずに出演させられたと、 裁判になりそうだったようですし、 監督と脚本家の間でも発言をめぐって対立し、 グッチョーネの間でも、訴訟合戦になったようですが、 しかし、NYで単館上映され、空前の大ヒットを記録したため、 終わり善ければ全て善し。的な、いわくつきな映画です。 絶大なる権力を握り、しかも戦国の世で、 いつ肉親からも殺されるか分からないという不安の中、、 誰も信頼することができないという孤独、寂しさ、そして狂気。 自分の右腕であり、自分を王にしてくれた家臣も信じられず、 残酷な方法で公開処刑をする。。 信頼できるのは妹だけ。。妹を女としてそして、 妹もそんな帝王でり弟である男と愛し合う。 いいようもない不安を、セックスで紛らわせるという 心情は犯罪者の常套心理です。 おそらくは、皇帝は自分が犯罪を犯している ということを自覚しているのでしょうか。 そしてそのセックスさえ、 近親相姦という罪なのです。 罪で罪を慰めるしかないという地獄。 そんな、刹那的な人間心理を中心に創られた、 歴史的豪華絢爛超大作と言えるでしょう。 ハードコアポルノという見方も出来ますが、、 いや、、その部分が印象に強く残るのでそうかもしれませんが、、 いや、、そのものですが、、(笑) 単なる、ポルノでないことは、冒頭の説明でもお分かりのとおりです。 あれ??ポルノ?歴史劇?観たくない??いや、まだ観たい?? 家臣全体、城全体が酒池肉林。お酒とセックスに浸っている、、 いつ殺されるかわか分からない不安、その孤独感、刹那感が、 帝王だけではなく城全体に蔓延している。。。 そんな、船型の売春館での大乱交シーンは、 セットと共に豪華絢爛たる淫蕩シーンです。 大勢の美女の白い裸、、唇と唇と重ねる美女達。。 開かれる白く美しい足。。 大きく開かれた白い足もとに咲く、濡れた赤い花。 そして、その上部にある、、 いっぱいに堅く隆起した、小さな赤い花芯。。 そこに、、差し込まれる巨大な肉の棒、、。。 女性の蜜に濡れ、、 ぬらぬらと隠微な光を帯びる堅い肉の棒。。。 白く巨大な肉の棒を激しく上下に舐める女性の唇。。 それを見つめるもう一人の美女。。 肉棒を這う赤い舌はいつしか二つになり、、 その淫蕩な快感に耐えられず、 絶頂に達し、、脈打つ、、肉の棒、、 溢れ出る白い樹液、、 それを吸い、飲み込む赤い舌、赤い唇。。 それは、子孫繁栄をさせないという、 邪悪なこの城の精神なのでしょうか。。 頭がクラクラしてきた人、がっかりした人、 でも、、観てみたいでしょ??? 一見の価値があると思いますが、、全く責任は持てません。 特に、、女性の方。。私の人間性まで疑われそうです。爆。。 いいです、存分に疑ってください。泣。。 現在、ヘア無数製版がレンタルできるので、 何が起こっているのかは分かるようになりました。 ずっと昔観た時は、、ぼかしだらけで何がなにやら。。。爆。 無修正US版は、さすがに公には出回っておりませんが、 入手はできます。。よろしいんじゃないでしょうかレンタルモノで。。 我々まで罪を犯してしまうより。。。笑。 点を付けるには複雑な心境です。。

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