ここから本文です

狩人の夜 (1955)

THE NIGHT OF THE HUNTER

監督
チャールズ・ロートン
  • みたいムービー 46
  • みたログ 275

4.05 / 評価:99件

こわい映画

  • bar***** さん
  • 2018年7月8日 17時20分
  • 閲覧数 350
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

狩人の夜。

とても面白い映画だと思います。そして怖い映画ですね。ロバート・ミッチャムの演技が素晴らしいのは言うまでもないことですが、聖書の物語に絡めたストーリーも暗示に富んでいて見応えがあります。

私はこの映画を見ていて、ずっとキリスト教のことを考えていました。そして同時にキリスト教がいかに姿を変えて世に生きているのかを考えてみました。

この映画は子どもがいかにか弱い存在かを描いていると思います。子どもたちに与えられる試練。「偽予言者に気をつけなさい」

「良い木が悪い実をつけることはなく、悪い木が良い実をつけることもない」

「あなた方は、実で見分けなくてはならない」


この事件はもちろんハリー・パウエルが悪党ではあるのですが、それに劣るものの、スプーンのおばさんを筆頭にした街の愚か者たちも、無意識的にしろ協力していますし、作品の描かれ方も、ああいった良識のない愚か者を軽蔑すべき存在として描いているように思います。

私的な見方で申し訳ありませんが、私はつくづく子どもがか弱い存在だというふうに感じられました。そのか弱さを見せつけられたように感じられたのです。

大人たちは権力を持った、良識のない愚か者たちとして描かれています。唯一リリアン・ギッシュ演じるクーパー夫人は、良識を持った存在として悪と戦う姿が描かれています。

そしてまた彼女の最後のセリフ、子どもたちが運命に従う姿を感慨深く愛するようなシーンは、この映画において子どもがどのように考えられているかを示したものだと思われます。

子どもは基本的に被抑圧的な存在です。保護される存在ですから、当たり前だと思われるかもしれません。しかし、私からすると、この映画はそのジレンマを苦々しく思っているように見えたのです。

大人たちの身勝手さによって子どもたちが傷つき、死の淵にさらされるとき、私は大人が何ができるのかを考えてしまうのです。私が子どもだったときも、同じような疎外感を感じたのかもしれません。だから見ていてこんなに悲しくなったのかも……(T_T)


聖書の物語との関連は細かなところまでは分かりませんが、アメリカという国の見方において少し勉強になった気がします。名作だと思います!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ