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渇いた太陽

渇いた太陽

SWEET BIRD OF YOUTH

123

asu********

3.0

這い上がろうとする若者の野心と挫折

この頃の若いポール・ニューマンって、 渋みが出てきた大人のポール・ニューマンとは またイメージが違います。 あくまでも役の上での話ですが、主人公(ポール)のなんとか のし上がるために落ち目の大女優にかしずく姿が、 なんとも憐れで、成功へ少しでも這い上がりたい 必死さが伝わってきます。 でもやっぱり大女優はわがままで気まぐれな ナルシストの自己チューで、そう簡単にはいかないのよね。 地方から出てきたちょっとイケメンの普通の男子が、 いかにスターになるのが大変で、TVや映画に出演している 俳優人の影には、そんな男子がゴマンいて、あるものは落ちぶれ、 あるものは夢破れて都会を去っていくんだろうなぁ と思わせる映画です。 映画の展開としては、所々に回想部分が入ってきて、 ようやく全貌がわかるしくみになっています。 だから初めは背景がよくわかりません。 ポール・ニューマンの志のあるホストのような、 チャラ男のようで野心家で、若くてイケメンな姿をこの作品で見ると あらためて、ポール・ニューマンは、俳優として、 男性として素敵に年を取っていたのね、 と感慨深いものがありました。 ちなみにこの作品で第35回アカデミー賞で エド・ベグリーは助演男優賞、第20回ゴールデン・グローブ賞で ジェラルディン・ペイジが女優賞(ドラマ)を受賞していますが、 主役のポール・ニューマンは受賞なし。

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