あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(79件)
- つとみ
4.0点
戦争映画のカテゴリなのだろうが、戦争の悲惨さを訴えるとかそういった作品とは違って、もっとスポーツのような戦いのアクション作品だ。 機械の計算でミサイルを撃つだけで戦争は人間の戦いではなくなったという始まりから、艦長同士の心理戦、読み合いになる展開は想像以上に面白かった。 相手の動きを予想し合ってあえて位置を確認させたりなんかは、そんなの観たことないかもという面白いものだったし、お互いにただ相手を倒す以外の選択肢、つまり逃げるとか時間を稼ぐなどがあることも面白くした要因だったと思う。 最初にスポーツと書いたように、戦争映画では当然のように存在する「相手を殺す」という感情が薄くて、艦を沈めることだけに集中しているのが良いよね。 艦が沈めば結果的に戦死者は出るだろうがそれは本意ではないって雰囲気がスポーツっぽさを強くしていて、戦争映画として場合によってはマイナスかもしれないけれど、本作の場合はエンタメ感を強めてより面白くしたね。 だからなのかもしれないけどラストは戦いの勝敗とは少し違った熱さが生まれて、試合後に互いの選手が抱き合うような感覚になったのを説得力をもって展開できたのもいい。 近年の作品によくあるキャラクターのバックボーンとか余計なドラマが薄かったのも良かったね。 一応ないことはないんだけど、キャラクターに深みを与えるほどではないし、キャラクターが薄いからこそ艦と艦の戦いに集中出来た。 スポーツ選手の人柄とか過去なんて試合内容とは関係ないからね。 そういった意味でも、礼に始まり礼に終わる「試合」を見ているようで面白かった。 ちょっとした難点としては、早口で難しい用語と数字で作戦を言っていくので、何をしようとしているのか理解しながら観ることが出来なかったこと。 互いの艦の位置も把握が困難で、今どんな感じで、これから何をしようとしているのか分かればもっと面白かったかもなと思う。 しかし、時にルールのよくわからないスポーツを面白く見ることが出来てしまう場合があるように、本作もまた面白く観られたのは、軽妙さと熱さと理解が追いつかないほどの展開の早さの賜物なのかもしれない。 戦争映画らしくはないが面白いものは仕方ない。
- vap********
4.0点
序盤に駆逐艦内でのトランプのシーン。これがこの先の頭脳戦を示唆してた。相手はドイツのUボート。57年の映画だけど、ドイツ側を顔のないやられ役・悪党として扱うことなく敬意を表して、好敵手として描いていることが印象的だった。 哲学的な駆逐艦艦長に、もはや悟りの境地の潜水艦艦長。両雄ともキャラ立ちがしっかりしていて、それぞれの闘い方が面白い。また、駆逐艦の戦闘態勢への移行の流れがカッコイイ。そして、本物の爆雷をバンバン打ち込み、艦の高射砲の背景に立ちあがる巨大な水柱の構図の圧巻ぶりに圧倒された。CGじゃないというのが、今かえって凄さを感じた。模型も使っていたが、実物の駆逐艦ホワイトハーストをがっつり使っての撮影も見応えがあった。 ラストはいかにもな展開だったけど、映画的にはああいう騎士道、海の男のロマンというテイストで締めたのがハリウッド的ですっきりした。音楽もなかなか場面の盛り上げにがんばっていました。
- みっつん
4.0点
駐車場に車停めて、それが20分ごとに金額があがる、最大料金なしのヤツ(T_T) 急いで中古DVD購入し一万円を崩した。 とっさに買ったのがこの映画。 子供の頃に魚雷戦ゲームあったね。きっとその元だよ、この映画。 緊迫感が続くのではなく、間に静かになったり唄を歌ったりと予想していたよりメリハリがあったんだね。個人的には「Uボート」より好き。 昔の映画好きには安心して観ることができる秀作だと思う。今程ハデさはないけどね・・・模型はチァッチイけど実際の海軍協力の爆発シーンはいいね。戦争爆破シーンは「トラトラトラ」が凄いけどね。
- ジャビえもん
5.0点
ネタバレ一騎討ち
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mat********
3.0点
これはこれで良くできた映画だけど、「Uボート」を観てる者からすると迫力、緊迫感は「Uボート」の方が10倍はある。 明らかに「Uボート」はこの映画を参考にしてるので、1度は観るか価値があると思う。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第30回