イレイザー
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4.0点
当時、旬を過ぎた印象が強かったシュワルツェネッガーが、久々に痛快なアクションを披露した感想だった。この映画ではことさらにマッチョぶりを誇示するでもなく、むしろスマートな印象を強調したスタイルで成功したと思う。 『ボディガード』をリアルに作り直した感じで、あの無理やり色恋に持っていく展開に辟易していた身としては、さもありなん。と、妙に納得したものだ。 身体の一部に被弾した痛みなど、細かな描写も効果的で、大味なアクションに、ディテールをつねにはさみ込む編集も巧みだった。すごく好きな映画だったのに、それほど話題になることもなく消えていったのが残念だ。
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