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代理人 (1995)

LOSING ISAIAH

監督
スティーヴン・ギレンホール
  • みたいムービー 31
  • みたログ 113

3.58 / 評価:26件

ラストが光る、生みの親と育ての親の争い!

  • hoshi595 さん
  • 2009年6月8日 21時00分
  • 閲覧数 1057
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

アメリカ社会の汚点でもある、人種問題や貧困とドラッグなどを
背景に養育権を争う事になった”2人の母親”の物語が展開する。

主演は、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」でジャック・ニコルソン
と共演し、当時としては衝撃的な”絡み”で強烈な印象を残した
ジェシカ・ラングと、「チョコレート」で有色人種初のアカデミー賞
主演女優賞を獲得したハル・ベリー。

物語は、夢も希望もないかのような貧困黒人社会の中に生まれた
一人の赤ちゃんの運命を通して、親と子の絆や様々な人間模様が
描かれてゆく。

共演は、「スネーク・フライト」でFBI捜査官を演じ前代未聞の
飛行機に乗りヒーローとなったサミュエル・L・ジャクソン。

「ザ・ダイバー」でロバート・デ・ニーロと共演し黒人で初めて
”マイスター・ダイバー”となった伝説の男を好演したキューバ・
グッディング・Jr。

そして、「ボーン・アルティメイタム」のノア・ヴォーゼン役で
マット・デイモンと共演したデヴィッド・ストラザーノなど。

しかし、この映画は”母親”が主役であって、いつも味のある
演技を披露している共演者たちも脇役でしかない。

そこには、”生む”という行為と”育てる”行為や人間的責任感、
社会的概念が渦巻き、人種問題や貧困と合わせると難解な内容に
なっている。

それをコンパクトに分かり易く見せているのは監督のスティーヴン・
ギレンホールの手腕かもしれない。ハル・ベリーの汚れ役も悲壮感
よりも逞しさを表に出しているし、ジェシカ・ラングの内に秘める
狂気も、ここでは出番がなくほっと胸を撫で下ろす事が出来た。

それも全て、ラストの”解決策”のお陰であり、問題の深刻さに比べ
スッキリとした仕上がりになっている。

”子どもにとっての幸せとは?”や”母親の条件とは?”を考えさせ
られる、ヒューマン・ドラマの佳作である。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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