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真珠湾攻撃 (1943)

DECEMBER 7th: THE MOVIE

監督
ジョン・フォード
グレッグ・トーランド
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4.00 / 評価:3件

太平洋戦争を語るに必見~秀逸すぎる特撮

  • mitubajusiro さん
  • 2015年5月28日 4時54分
  • 閲覧数 472
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

太平洋戦争のうんちくを語るには必見の映画と思います。
真珠湾攻撃を受けて、米軍がプロパガンダ目的に製作した作品であると同時に、一米国民である映画監督の意思、メッセージもこめられていて、当時の米国人が抱いていた対日戦への意識を今に伝えてくれています。

映画作品的にもよく出来ています。
ことに戦闘シーンは秀逸で、同時期に日本で作られた「ハワイマレー沖海戦」に匹敵します。臨場感という点ではこちらのほうに分があるかな、と思えます。「風とともに去りぬ」をすでに完成させていたハリウッドの映画技術はたいしたもので、特撮技術も当時から先端を行っていました。

このあまりに秀逸に出来上がった戦闘画面が、つい最近になって、一部の愚かな人たちによって改ざん、勝手な解釈をされ、政治利用されていることに気づきます。

10年くらい前でしたか、突如として、
「米国は計画的に真珠湾攻撃を許した。日本はハメられた。その証拠がこれだ」
と主張して、ネットで「実証映像」が流れました。それにこの映画の一部が利用されています。
モノクロ画像をカラー化するという最近の一般的技術によってこの映像に色をつけ、
「当時、カラーフィルムは貴重だったのい、わざわざ事前に用意して、奇襲場面を撮影している」
と画像を流布していました。今でもやってるかもしれません。

日本の99艦爆は米軍のドーントレス機の映像を借用したり、ミニチュアを活用したりと、少し身を入れて見れば、これらの映像が一部の実写を交えて実に巧みに作られた特殊撮影であるのが分かります。
ところが、その当事者たちは愚か過ぎて、この映画の画像が実写だったと思いこみ、本気で主張したのかもしれません。それほど、この作品の戦闘場面は良くできています。

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当時のハワイが人口50万、そのうち4割近くが日本人で、白人は2割程度。その他は現地人やアジア人で構成され、日本人の影響力が非常に強かったことも説明されています。「ハワイ攻撃」はそうした背景を支えに実行されたもので、「ハワイ占領」という今では荒唐無稽と思われる事態も、当時ではリアリティある構想であったことが分かります。
戦後70年、時とともに様々に形容される太平洋戦争を語り、聞くにおいて、いま生み出されている多くの放送や書籍に絆(ほだ)される前に是非見ておくべき映画と思います。

詳細評価

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