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太陽と月に背いて

太陽と月に背いて

TOTAL ECLIPSE

112

and********

3.0

ダメ男二人の物語

ヴェルレーヌはとにかく幻想だけに生き、他は全く駄目な男。良く言えば繊細、悪く言えば弱っちい。ランボーは天才に憧れ、放埒に振る舞う。初めはポーズであるそれがいずれ真実になるという事を知っててやってる。二人とも感情の起伏が激しくコントロールがきかないので、ある種似ていて惹かれる様…ヴェルレーヌはランボーに幻想を抱き、ランボーは打算がある。お互い依存しているだけで不毛。明らかに破滅へと歩いている。最初、正直あんな何もわかっとらん幼稚な二人が詩だ何だ言ってもなんかな~と思った。意外に二人が馬鹿にする奥さんこそ強かで魅力的だった。結局二人は夢の中に生き、先にランボーが覚めてしまった感じ。ヴェルレーヌはほんとアッパレなくらいお馬鹿過ぎてある意味純粋なんだろうなと思う。ランボーもそこを気に入ったはず。こういう男をほっとけない女は沢山いそう。最後の最後まで夢見る夢子ちゃんでした。ランボーは我が道を行く。天才に憧れるあまり本当に天才になっちゃった。自分の哲学のまま生きたのでしょう。 駄目男を演じた二人の演技は真に迫っていて凄かった。 映画のみで判断してますので実在の二人がどうだったかはわかりません。

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