デビュー作からこの面白さ!!
- エル・オレンス さん
- 2019年8月24日 9時36分
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- 総合評価
やはりダニー・ボイルは別格の監督!デビュー作の時点でこの衝撃の面白さ!
あの『トレイン・スポッティング』(1996)の前にこんなに面白い映画を撮っていたとは・・!
『シンプル・プラン』(1996)もそうですが、突然現れた大金を機に、崩れていく友情や信頼を描いたドラマは多いです。
が、本作が特に面白く感じるのは、ルームメイト3人の間に友情があると見せかけといて、根は性悪で、身勝手で、全く信頼していない者同士である点。その3人の本性が、クライマックスの死闘でむき出しになるところもハラハラします。金を山分けせずに隠した会計士、高飛びしようとした女医、そして金に細工をした記者―。
また、序盤でリーダー気質で危なっかしい男と真面目で気弱な男のパワーバランスが思いきり逆転する様も見応えたっぷり。
ATM目線での暴力シーン、穴からの筒の光で溢れる屋根裏シーンetc..D・ボイルならではの独特な映像演出の数々にも魅せられます。
実にスリリングかつスピーディーで、終始目が離せませんでした!
改めて1994年公開作は、世界的に傑作の宝庫のゴールデンイヤーですね!
詳細評価
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