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シャロウ・グレイブ (1994)

SHALLOW GRAVE

監督
ダニー・ボイル
  • みたいムービー 82
  • みたログ 756

3.50 / 評価:171件

浅くて残念

  • ポンドレッド斬 さん
  • 2010年8月10日 14時58分
  • 閲覧数 669
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

スラムドッグ・ミリオネアでその名を世に広めたダニー・ボイル監督の初監督作。
そしてユアン・マクレガーのデビュー作でもある本作。

アパートで共同生活をしていたアレックス、デビッド、ジュリエット。
彼らは新たな同居人を募集し、ヒューゴという男に決めた。
しかし、同居生活を始めたばかりの朝、彼は麻薬の多量摂取で死んでしまう。
死体を目の当たりにした3人は彼の部屋で大金を見つける。


そんなストーリーですよ。
同居する男女3人!!死体!!金!!
こんな筋書きで面白くないわけがない。
まず、死体をどうするか?大金をどうするか?である。

なんだけど…
大金を持っているヒューゴはなぜ「共同生活」を望んだのか?
そこんとこが、いまいち腑に落ちないな。
人目を気にしながら「一人」で「モーテル」にでも泊まるのなら分かるんだけどね。
「同居!!死体!!金!!」の設定のために、ヒューゴはアパートに来た…て感じがするんです。

まあ、気になったとこは、それぐらいです。
とにかく、オモロイ。
大金を目にした人間の「心」は怖ろしいもんです。
友情は脆く壊れ、互いに裏切る。
もしも、自分が…と想像してみる。
死体発見→ビビリまくる→警察に通報→金は隠す。
麻薬で死んだ男の大金なんて、取引か何かの汚い金である。
ほとぼりがさめるまで金は隠す…ような気がする。ん~欲深いオレ。

ネタバレですが、
屋根裏に金を隠したデビッドに、
「なぜそこなんだ?普通、マットの下か床下だろ?」というアレックスの台詞が
伏線になっていた。

人間は怖いっすね。金が絡むと、あっさりと友情が壊れる。
このどんでん返しのラストは好きです。正直、「あ」という驚きはない。
いろんな映画を観たせいで、「衝撃」に対する免疫が付いたんだと思う。
ラストのアレックスの痛みに耐えながらも勝利を笑う表情がイイ。
デビッドの豹変ぶりも怖くてよかった。

トイレのシーンが好きだなあ。ホラー映画のようなカメラワーク。
背後から狙われているぞ、というアングル。

デビッドが屋根裏に閉じこもってからのシーンで、
天井を撫でるように映すシーンも好きだった。
天井を映すが、その上のデビッドを映しているようで、なかなか怖い。

クジ引きで負けたデビッドが死体の始末をさせられたが、
そりゃあ、気、狂うって。切り刻んだ光景が脳裏に焼き付いて頭がおかしくなるって。

「浅くない?もうちょっと深く掘らないと…」
「大丈夫だ」


いや、だいじょばなかった。

Shallow(浅い)grave(墓)だったから、みつかっちまった。
そして、彼らの友情もShallowだった。
墓が深けりゃ友情も深かった。浅くて残念。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
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