目の前に吊るされた大金の誘惑
- ジャックバウアー さん
- 2011年4月19日 0時23分
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- 総合評価
ダニー・ボイル初監督作品で、ユアン・マクレガーの映画デビュー作とのこと。
ボイル監督、既に独特のタッチやアングルが駆使されてますし、音楽もいい。
ユアンも若くてやんちゃな感じ、まだオーラはあんまりないかな。
ユアン扮するアレックスと、会計士のデビッド、医者のジュリエット。
男2人女1人の共同生活に向かい入れた男がいきなり自室で死亡。
彼の死体の横には大金が置いてあり、死体の始末とこの大金をどうするかで、
お互いがお互いに疑心暗鬼になっていき・・・といったお話。
この映画のキーになるのがデビッドの精神的な変化なんですが、
終盤、精神の変化の描写が浅くてイマイチな感じはします。
でも、全体的に雰囲気とテンポがいいので、彼の行動にゾクゾクさせられます。
ジュリエット役の女優さんも、地味ですが結構いい表情してます。
でも、結構したたかで恐い女です。最後の行動だけじゃなくてね。
何気に女の武器かなり上手く使ってるもんな~
友情や愛情は、目の前の大金の誘惑に対して、こんなにも脆いものか(笑)
まあ、友情がもつれた原因はそれだけじゃないですが。
心理サスペンスとしても、なかなかの出来だと思いますし、
若き日のユアンを楽しむのには、もってこいの作品だと思います。
おススメは、3人がどこで大金の一人占めを考え出したかを想像しながらの鑑賞。
誰が、最初に独り占めしようと思ったんでしょうか?
僕は、アイツだと思いました。しかも結構早い段階で思ったんじゃない?
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