機械じかけのピアノのための未完成の戯曲

НЕОКОЧЕННАЯ ПЬЕСА ДЛЯ МЕХАНИЧЕСКОТО ПИАНИНО/NEOKONCHENNAYA PYESA DLYA MEKHANICHESKOGO PIANINO/UNFINISHED PIECE FOR MECHANICAL PIANO/AN UNFINISHED PIECE FOR A PLAYER PIANO

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機械じかけのピアノのための未完成の戯曲
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(5件)

ロマンチック12.0%切ない12.0%悲しい8.0%ゴージャス8.0%コミカル8.0%

  • 一人旅

    3.0

    機械じかけのピアノのための未完成の戯曲

    ニキータ・ミハルコフ監督作。 19世紀末のロシアの田園地帯を舞台に、未亡人アンナの邸宅に集まった男女の一群が送る一日を描いたドラマ。 ソ連時代に製作された作品ということで、前時代的な貴族の生き方に対する批判的精神に彩られているのかと思いきや、そうではなかった。むしろ、叙情的な風景に乗せて、人間同士の愛や人生を明るく軽いタッチで活写している。 それでも、いくつかの場面では貴族と平民の衝突を思わせる描写も存在する。平民の存在意義を過激な発言で貶める年寄り貴族や、それとは対照的に、平民から成り上がった富豪の男は傲慢な貴族に対し真っ向から反発心を露わにする。 帝国時代のロシアは一部の貴族と、その下で圧倒的多数を占める農民が極度に貧しい状態を強いられた農奴制があったことで有名だ。そうした社会構造から、やがて社会の下層で苦しむ労働者たちが一致団結して帝国政府を打倒し、ソ連が誕生した。本作の舞台は19世紀末のロシア。数十年後には本作で描かれる貴族は没落する運命にある。平民上がりの男が貴族社会の一員としてその枠組みの中に立派に入り込めていたり、貴族の地位を脅かす立場にある平民の存在について熱心に議論する場面がところどころに存在する。そうした描写が、平民によって少しずつ侵食されていた当時の貴族社会に属する人々がいかに浮足立った心理状態にあったのかを物語っている。 興味深いのが、平民に対する姿勢も貴族それぞれだということ。あからさまな態度で平民の台頭を拒絶する貴族がいる一方で、貧困に喘ぐ平民に寄り添うような発言をする貴族もいる。牧歌的に描かれる貴族の穏やかな一日の中に、迫りくる社会の変革に対する貴族それぞれの不安や恐れ、没落していく貴族とこれからのロシアを担う平民の対立を暗に交えている。 そして、第三者的な位置から悲喜こもごもの貴族の振る舞いを静かに見つめる少年の眠る姿に優しく差し込む光が、近いうちに訪れるであろう新しいロシアの目覚めを象徴するようだ。 貴族と平民の相反する関係性を描きながらも、基本的には本作は所属する社会階級に囚われない、普遍的な人生の本質を映し出している。失われた過去に対する後悔や、それでも続いていく人生に対してどのように折り合いをつけるのか。人間ならば誰もが直面するであろうそうした人生の疑問に対する答えを、優しく穏やかな風景と人間同士の嘘偽りのない愛情に包ませながら導き出している。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ喜劇と悲劇の分かれ目は

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tha********

    2.0

    日本のタイトルと監督に惹かれて観ました

    この作品の日本のタイトル『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』という長いタイトルで、ピアノ演奏と感動するような作品かと思い、観てみました。 それと、ロシア映画界で有名なニキータ・ミハルコフ監督がこの作品の監督と脚本を手がけています。そして、ニキータ・ミハルコフ監督の作品『シベリアの理髪師』と『太陽に灼かれて』を観て、映像がきれく、感動し、観てよかったと思えたので、この『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』もどんな作品なのか?感動できる作品で、面白そうと思い、観ました。 ロシアの作家チェーホフの短編数本を102分という長編映画として作り、タイトルの通り、機械じかけのピアノは、出てきましたが、ピアノがメインというよりも、人と人との語り合いとドラマある展開がメインで、タイトルから想像するピアノがよく出てくる作品ではなかったです。ピアノ演奏を聴くのが好きなので、ほんのちょっとしか出てこなかったのには、残念でした。 あと、昔のロシア貴族の様子が分かる作品でした。 未亡人である女性の家で、夫の前妻との息子の結婚披露パーティが行われ、未亡人と息子と息子の結婚相手の知り合いが集まり、パーティを開き、ダンスやゲームや花火を見て騒ぎ楽しむ中、未亡人の家でのパーティに集まっている人たちが、思い悩んできたこと、その人への想いを打ち明けたりと、物語が展開していきます。 期待通りの作品ではなく、内容と物語の展開が、ちょっと難しく、私には、面白さがあまりなく、退屈感が出てしまった戯曲である作品でした。 私が観てきたロシア映画は、よかったと思える作品と悪かったと思える作品(当たり・はずれ)があり、私は、ロシアの言葉のなまりと音楽は好きですが、ロシア映画は、苦手なもので、この作品は、はずれてしまいました(><)  タイトルが良すぎて、タイトル負けしてしまった残念な作品。 私には、この作品の面白さ・良さが分からず、難しい作品でしたが、映像の描写だけがよかったと思えました。

  • kim********

    3.0

    愛だろ。

    愛なきところに幸はない。 心の迷いは元に立ち返れば結局はなんでもないことになるんだ。

  • fbx********

    3.0

    群像劇

    「黒い瞳」で期待して見たので、少し拍子抜け。 でも、ミハルコフの本領はこっちかな。 妙に風通しのいい作品でした。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
機械じかけのピアノのための未完成の戯曲

原題
НЕОКОЧЕННАЯ ПЬЕСА ДЛЯ МЕХАНИЧЕСКОТО ПИАНИНО/NEOKONCHENNAYA PYESA DLYA MEKHANICHESKOGO PIANINO/UNFINISHED PIECE FOR MECHANICAL PIANO/AN UNFINISHED PIECE FOR A PLAYER PIANO

上映時間

製作国
ソ連

製作年度

公開日
-

ジャンル