帰郷

HOMECOMING

113
帰郷
2.8

/ 4

0%
25%
25%
50%
0%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

悲しい16.7%かっこいい16.7%勇敢16.7%恐怖16.7%ロマンチック16.7%

  • rup********

    4.0

    しっとりと落ち着いた戦時下のロマンス

    不朽のメロドラマ「哀愁」「心の旅路」を手掛けた名コンビ、シドニー・フランクリン(製作)&マーヴィン・ルロイ(監督)の戦後の作品。 第二次大戦中のロマンスを描いた作品で、クラーク・ゲイブルが自分本位な性格の医師の役で、軍医として従軍。兵士たちを運ぶ船の上で看護師のラナ・ターナーと出会います。 ラナが軍服に身を包み、男たちとも対等に意見を闘わせながら職務に励むタフな役柄なのが興味深く、ゲイブルとも最初のうちは全く打ち解けず、事務的な返事を繰り返すだけというストイックな姿も彼女にしては珍しい役柄です。 ゲイブルが歩み寄って次第にくだけた関係になっていっても、2人の節度を失わない振る舞いには好感が持てます。ラナがゲイブルの役名ユリシーズの名前をもじってユースレス(役立たず)という愛称で呼ぶようになるのがちょっぴりお茶目。 全体的に真面目なムードで話が進みますが、ラナがローマの遺跡で浴場を見つけ、ゲイブルを誘って二人で出かけるシーンでは、ゲイブルが見張りをさせられて、挙動不審の困ったような表情になるのがユーモラスな味わいがあって楽しめました。 また、ゲイブルの奥さん役を演じているのが一癖も二癖もあるような野心的な役柄が似合うアン・バクスター。本作では、夫の気持ちが次第にラナになびいていっている様子を悟りつつも戦地に赴いた夫を常に想いつづける健気な女性という役で、こういうストレートな演技もうまくこなしています。何だか猫をかぶっているようにも見えてしまいますけどね(笑)。 そんなアンの精神的な支えとなる男性をジョン・ホディアクが演じていて、彼も理知的で好感のもてる役でした。 激しい爆撃のシーンもあったりするものの、人間ドラマを見せる部分では、フランクリン&ルロイの情緒的な雰囲気に満たされていて、利己的な感情を抑えて理性的で情感豊かな人間関係が描かれているのが、最近の映画にはない心地良さがあります。 今どきのスピード感あふれる作品と比べると、本作のような作風はまどろっこしくて、まさに過去の遺物という印象になってしまうかもしれませんが…。 私個人としては、こういう落ち着いた雰囲気のある映画が好みなので、結構ポイントが高かったです。

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
帰郷

原題
HOMECOMING

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル