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評決のとき (1996)

A TIME TO KILL

監督
ジョエル・シューマカー
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  • みたログ 2,045

4.08 / 評価:472件

追求し辿り着いた真実が悲しくても…

  • tak***** さん
  • 2019年2月17日 23時23分
  • 閲覧数 557
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

90年代法廷サスペンスといえばション=グリシャム。彼が原作の話は安定して楽しく見ることが出来ます。

物語は白人至上主義者の2人の若者に強姦、暴行された父親が、自らの手でその二人を銃殺し、その報復殺人の弁護を担当することになった弁護士が主人公になっていきます

一見、報復殺人の是非を問うようなプロットに見えますが、この映画を見終わって報復殺人や死刑の是非についてあまり深く考える人はいないのではないでしょうか?
そもそも判決自体もあまり重要ではないような気がします。
この映画が伝えたいのは、ひとりひとりの中にある差別意識であり、報復殺人の是非より、人種によって裁きが変わることや認識が変化することに対して問題提起をしているように思えました。


そして最後に、惨たらしい強姦事件の被害者の少女が白人だったら…という台詞によって初めて、陪審員にとって他人事であった黒人少女の強姦事件が、自身の家族だったら…という想像に辿り着いたわけです

つまり、まだまだ陪審員含む白人たちは、被害者の父娘を人間としてではなく、黒人として認識し、被害者が黒人であれば、それは他人事でしかないということになるのです。

そうでなければ、主人公が最後の演説でわざわざ、「白人でした」の演説をする必要もないわけです

つまり判決には勝利しましたが、人種差別意識に挑むという戦いには屈して敗北した。そのような映画だなと感じました。

想像力というのはとても大切です。その想像力がいつか人種を超えていけば正義が生まれるのではないでしょうか?
最後に主人公家族が、被害者家族の家に遊びにいくエンディングは一抹の救いであったなと思います。

ついでに、キャストが本当にすごいですよね
マシュー・マコノヒーは当時新人だったにしろ、ケビン・スペイシー、サミュエル・ジャクソン、キーファー・サザーランドなど。サンドラ・ブロックは正直いるかな??と思いましたが、アシュレイ・ジャッドも美人でしたしキャスト的にも見栄えのある映画でした。

詳細評価

物語
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