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マチルダ

マチルダ

MATILDA/ROALD DAHL'S MATILDA

98

一人旅

5.0

『キャリー』の陽バージョン♪

ダニー・デヴィート監督作。 天才的な少女が悪い大人に反撃していく様子を描いたコメディ。 『チャーリーとチョコレート工場』(05)の原作者でもある英国人作家:ロアルド・ダールによる1988年発表の児童小説「マチルダはちいさな大天才」を、個性派俳優でもあるダニー・デヴィートが映像化したジュブナイルファンタジックコメディの良作で、6歳の天才少女:マチルダを当時子役の全盛期だったマーラ・ウィルソンが好演しています。 違法な中古自動車ディーラーを営む愛情ゼロの両親のもとで育った6歳の孤独な少女:マチルダが、念願叶って小学校に入学するが、そこは鬼のような女校長が支配する地獄の学校だった―という物語で、最悪の両親&最悪の女校長に我慢の限界を迎えたマチルダが、ある日手に入れた超能力を駆使して悪い大人達をギャフンと言わせていく様子を、彼女の唯一の理解者である心優しい担任の女性教師との関わりと共に描いたファンタジーコメディです。 追い詰められた少女が超能力を駆使するという展開は『キャリー』(76)を連想させますが、少女の怒りが阿鼻叫喚の凄惨な光景を生み出した『キャリー』とは違って、ファンタジックなコメディ映画を前提に作られた本作では、マチルダが超能力で大人に“怪我をしない程度に”お仕置きしていく様子が楽しく爽快に描かれています。『キャリー』の“陽バージョン”とも言えるファミリー映画であり、コップやイスを手を触れずに動かしたり、時計の針を自在に操作したりして悪い大人をびっくりさせるシーンがとても楽しい一篇となっています。 “天才少女vsダメな大人”の攻防をコミカル&ファンタジックに活写した娯楽作で、マチルダの強烈な両親を演じたダニー・デヴィートとリー・パールマンは撮影当時実際に夫婦でした。

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