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フェティッシュ (1996)

CURDLED

監督
レブ・ブラドック
  • みたいムービー 65
  • みたログ 385

3.72 / 評価:96件

手っ取り早く稼ぎたいなら…

  • 一発太郎 さん
  • 2010年8月7日 23時45分
  • 閲覧数 586
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

少女の頃に殺害されたばかりの死体が目の前にあった。
布をかぶされたその死体を少女は指で突いてみる。
真っ赤な血が突いた布の周りを染めていく…ああ、快感。。。
そして、少女はそっとその布をめくり上げてみた…ああ、快感。。。
…だったのかは分からないけれど、それがきっかけだ。

あらゆる殺人事件に異様な好奇心を抱くようになった女。
新聞記事、TVニュース、TVドラマ、あらゆるメディアの殺人事件に
キラキラとその瞳を輝かせる様子がなんとも艶かしい。
主人公ガブリエラを演じるのはアンジェラ・ジョーンズ。
好奇心を示すサインかのように眉をピクピクさせる演技が素晴らしい。

そんな彼女が殺人現場専門の清掃会社へ就職したことから始まる
殺人フェチ、ガブリエラVS連続殺人鬼、“ブルー・ブラッド・キラー”。
金持ちの女ばかりを惨殺する“ブルー・ブラッド・キラー”だが、
“ブルー・ブラッド”とはその言葉通り“青い血”を意味する。
屋外にあまり出ない貴族は色白で血管が青く浮かび上がるのが由来とか。


この作品はガブリエラの殺人に対する好奇心を中心に描いているが、
自分の興味を一番惹いたのは、“殺人現場専門の清掃会社”の仕事ぶり。
このような会社で働く人間を題材にした映画もいくつかありますね。
アメリカで実在するのはもちろん、日本にだってそのような会社がある。
殺人事件…アメリカと比較にはならないが日本でも増加傾向にある。
絞殺、刺殺、撲殺、主な殺害手段はそんなところだろうか。

清掃会社の人間が殺害された死体に直面することは少ないという。
警察は死体を運び出しこそすれ捜査を完了したら殺人現場は放置される。
その建物のオーナーや管理会社では殺人現場を元通りに回復するのはまず不可能。
そこで清掃会社の出番となるのだが、その作業はまさにプロファッショナル。
血痕除去、警察の鑑識によるルミノール除去や指紋採取跡除去などなど。
死体がすぐに発見されたような現場であればキレイにするのは比較的容易だが、
困難を極めるのは死体がかなりの時間経過して発見された殺害現場なのだとか。
つまり、臭いですね。死臭、そう腐肉の強烈な臭い。普通は嗅いだだけで吐くらしい。
死臭に満たされていた現場には市販されている消臭剤などはまったく効果なし。
何日も“混ぜるな危険”よろしく化学薬品の危険な混合薬品を駆使するとの事。

日本では高齢者の孤独死が後を絶ちません。
ハウスクリーニング業者が腐敗した高齢者を発見することもざらにあるとか。
軽妙なこの作品を鑑賞しながら、そんなところに思いを馳せるのも一考。


劇中に登場する清掃会社の従業員はすべて女性です。

「いや~ん!あの現場サイアク~!だってくっさ~いも~ん♪」

な~んて軽口でも叩きながらじゃないとやってられない仕事ですよね。きっと。


殺人事件や孤独死なんてのは悲しいことだけれど今後も続くだろう。
どこかで誰かが実際にこのような仕事に従事しているんだよね。。。

すすんで手を上げるガブリエラみたいな女の子って実際おるんやろうか?
でも、こんな仕事は絶対に報酬や給料がいいに違いありません。
お金欲しさに下手な風俗店でいやらしい男の相手するよりも稼げるのかもしれない。

どうですか?やってみませんか?きっと儲かりまっせ~♪(● ̄(エ) ̄●)ノ

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