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霧の裏街 (1927)

TWINKLETOES

監督
チャールズ・J・ブレービン
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3.33 / 評価:3件

「散り行く花」と同じ街で…

  • bakeneko さん
  • 2013年11月27日 7時51分
  • 閲覧数 197
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

リリアン・ギッシュの名作「散り行く花」の原作者:トマス・パークが前作と同様にロンドンの下町:ライムハウスに住む人々の哀歓を描いた原作を映画化したもので、襲いかかる災厄に健気に立ち向かう元気印のヒロインを応援しつつ見入る“下町群像ドラマ”であります。

「散り行く花」と同じ街を舞台にして、同様に貧しい人々の光と影を描いた作品で、中華人達もちらっと顔を見せるので“(「散り行く花」の)近所のお話かな?”と思わせる近隣感が興味深い映画であります。
同じ貧民階層の犯罪や暴力に満ちた困難な世界を描きながらお話のトーンは異なっていて、痛切な悲劇のリリシズムが黒光りした「散り行く花」と異なり、
本作は、困難を乗り越える行動力と意志の力に希望を見出す-ポジティブな上昇志向が元気をくれる映画となっています。
主演のコリン・ムーアはバレエで鍛えた踊りの躍動に加えて、(元祖フラッパー女優の能天気さを抑えた)リリアン・ギッシュ風のしっとりとした感情演技も魅せてくれます(実際、リリアン・ギッシュとは仲が良かったとか)。
幻想シーンや挿入画面などに現在の特撮とも言える“凝った絵作り”を見つけることもできる作品で、サイレント後期の絶妙な情感カットバックと重ねて見事な効果を出しています。

「散り行く花」の姉妹編(元気な妹)とも言える、人間&恋愛ドラマの佳作で、いつもの“おかっぱ黒髪ボブカット”とは一味違う“セミロング金髪”のコリン・ムーアが堪能できる作品であります。

ねたばれ?
現在ソフト化されているアメリカ版では、とってもつおいヒロインが卑劣漢を還り撃ちにして、大団円のハッピーエンドを迎えますがが、ヨーロッパ版の別バージョンでは「散り行く花」と同様のサッドエンドなのだそうです。

詳細評価

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