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力と栄光 (1933)

THE POWER AND THE GLORY

監督
ウィリアム・K・ハワード
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  • みたログ 7

3.33 / 評価:3件

のんびり釣りをしていれば今頃は…

  • bakeneko さん
  • 2014年8月8日 7時36分
  • 閲覧数 203
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

鉄道王と称せられた人物の半生と人生の皮肉を回想形式で綴った作品で、名作「市民ケーン」の原型となった“ナラタージュ+謎解き”映画の元祖であります。

本作は、「サンセット大通り」や「チャップリンの殺人狂時代」等のファーストシーンが物語が決着した最後の場面から始まって、主人公の人生を多角的に回顧する―“ナラタージュ”作劇を始めて採り入れた映画として有名な作品で、“主人公が孤軍奮闘して成功を掴むが、友人や家族の愛を失ってしまう”―という、「市民ケーン」、「ゴッドファーザーパート2」、等で反復して語られる“成功者の孤独”パターン物語としても嚆矢となった映画であります。

ワンマン主人公にスペンサー・トレイシー、糟糠の妻にコリン・ムーア、幼馴染みの親友にラルフ・モーガンという演技派が語る“アメリカの夢とその破綻”の物語ですが、脚本をプレストン・スタージェスが書いているので、深刻なテーマを扱いながらも終始陽性の活力に満ちた娯楽作となっています。

本作が進化して「市民ケーン」に結実したと推測できる映画ですが、人間と運命の描き方に関しては本映画の方が鋭い部分も多く、特に主人公が元来上昇志向など無縁の朴訥な男で“家族が飢えることなくて、週末に釣りに行ければ幸せだ!”と、無欲だったのを、賢妻が教育して出世街道に乗せたことから人生が方向転換する…というシニカルな展開が人生の儘ならさを語っています。

あるアメリカ人の人生を見せながら“人生と成功について”を分かり易く語っている名作で、アメリカ鉄道の込み入った経営状況も勉強になりますよ!

ねたばれ?
本作は長く行方不明になっていて、オープニング&エンドタイトル部分は修正した?簡素な表示になっています。

詳細評価

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