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コーカサスの虜 (1996)

KAVKAZSKIJ PLENNIK/PRISONER OF THE MOUNTAINS

監督
セルゲイ・ボドロフ
  • みたいムービー 45
  • みたログ 85

4.14 / 評価:21件

ロケーションに圧倒される

  • ポルティ さん
  • 2017年11月6日 20時53分
  • 閲覧数 391
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

まずもって、ロケーションの凄さに圧倒される。地球上にはこんな荒涼とした場所が存在し、そこで普通に暮らしている人々がいるのだ。舞台はロシア国内ダゲスタン共和国の山岳地帯にある古い山村。何百年も何も変わってないような村の中に捕虜として連れて来られた2人のロシア兵を主人公に話が進んでいく。戦闘シーンはない。ドラマ主体の戦争映画だ。
監督の実の息子で本作でデビューした若い兵士役のセルゲイ・ボドロフ・ジュニアの未熟さからくる「素人くささ」が自然な感じで実に良い。後に彼には映画撮影中に30歳の若さで事故死するという悲劇的な運命が待ちうけていると思うと、この時点での瑞々しい演技が観ていて逆につらくなる・・・そして戦争の愚かさを風刺するかのごとき切ないラストが実に印象的だ。それをすべて飲み込んで屹立するコーカサスの大地。この荒々しい大自然の中では人間の争いや悩みは全く意味がないように思える。
旅好きで辺境好きの自分は、出てくる風景が印象的な作品には少々出来が悪くても甘めの評価をしてしまうのだが、これは脚本、演出とも大変良く出来た隠れた名作だと思う。戦闘シーンを売りにせず、考えさせられる戦争映画を探している方には無条件でオススメしたい傑作だ。
ともかくも、このロケーションあってこそ成り立つ作品であることは間違いない。
映画は世界のいろんな場所へ連れて行ってくれるのだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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