ここから本文です

シャイン (1995)

SHINE

監督
スコット・ヒックス
  • みたいムービー 432
  • みたログ 2,490

3.98 / 評価:753件

虐待と病気と幸せと

  • vnm***** さん
  • 2018年10月16日 17時44分
  • 閲覧数 494
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

大昔、映画館で友達と観て 何十年ぶりに今日はDVDで観ました

最初の方は父親からの虐待を描いてて切なく苦しいです
何故この父親はここまで息子をロンドン留学させたくなかったのか不明ですが
深い信仰があったせいなのか とにかく「お前がロンドンへ行ったらこの家族は壊れる、お前の妹達はもう妹でなくなる」などと言い出す父親。

結局、才能を築き上げた父親なのに その才能を殺したのも父親になる

父親を押し切ってロンドン留学へ行ったけど結局倒れてしまう
実家へ帰ろうとしたけど父親はそれを拒む。

でも精神を病んでからは善い人達に恵まれて 病人になってしまっても
ピアニストだった彼を救おうとしてくれる人々が要所要所に出てくる。

日本にもこの人物と似たバイオリニストが実在する(もう亡くなられたかも)
のを思い出した。

一流演奏家になるのは恐ろしい程の練習量が必要なのは知っている
1日最低でも8時間はその楽器と向き合うとよく聞くけれども
結局、子供時代に遊びもしないで楽器漬けになれば大抵は心が病むのかもしれないとも思いながらも素敵な演奏家は沢山いるし…良い環境で良い指導者と善き親に囲まれてバランスのとれた人が演奏家として残れるのかもしれない


精神を病んでから父親が会いに来るシーンのデイビットの表情がなんとも言えない。「お前は運が良い」とハグする父親…それを何とも言えない表情で受け入れるディビット。「俺は子供の頃ヴァイオリンを父親から禁止された だから息子のお前は恵まれてる」などと言う父親。勝手だな。

結局この父親が実父を恨み続けたせいで息子をダメにしたようなものかもしれない 

病んでからは何故かネジが1本外れたかのように明るいデイビット
そこが観てる者には救いだ

重いものを背負って
築き上げた才能を演奏家として生かせなかったのに
こんな人生になってしまったのに 復活コンサートで
デイビットを抱きしめてディビットに喝采の拍手を送る人が沢山いる事に
涙が止まりませんでした

実在のご家族からは批判の本が出版されてしまうのも理解できます
この映画だとご家族はすんなり受け入れる事は無理でしょう
反論したくもなることでしょう

彼が病気になった事は複合的な事かもしれず
家族だけに責任があるかのように見える映画は確かに心地よいものではないでしょう そもそもこの手の病気は解明されてないし。最近は遺伝子の関係も否めないらしい論文もあったみたいだし。

でも素晴らしい映画です
感銘を受けます
どんな環境で育っても生き延びよう
心が病んでも生き延びようと思える素敵な映画なのです

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ