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群衆 (1928)

THE CROWD

監督
キング・ヴィダー
  • みたいムービー 3
  • みたログ 16

4.25 / 評価:4件

20世紀のアメリカ

  • 文字読み さん
  • 2010年8月28日 23時44分
  • 閲覧数 456
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

1928年。キング・ヴィダー監督。1900年のアメリカ建国記念日に生まれた男が、大志を抱いて上京するが、大衆社会に飲み込まれて、挙句の果てには、最初バカにしていた大道芸人に自分がなるという皮肉たっぷりの大衆社会批判映画。会社では広い場所に縦横ぎっしり事務机が並び、ただ数字を記入するのが仕事というお約束シーンも。サイレント映画ですが、「危機とその克服」の繰り返しで見る者をひきつけます。

「somebdy big」の夢を抱く男が「crowd」から抜け出せないという20世紀アメリカの過酷な現実。就職、結婚、出産、失業、子供の死、等を通して、常にcrowdに囲まれてしまう男。プライドばかり高くて妥協できないまま転落していく姿など、近代小説によくあるパターンです。奥さんに殴られて「死ねばいいのに」とまで言われて泣きながら自殺しようするが思いとどまる情けないところまで、明治時代の小説がいくつも思い浮かびます。

とはいえまだ大恐慌には至っていないので、失業しても仕事はなんとか探せる。「somebody big」になれなくてプライドを捨てれば小さな幸せは手に入るという、見ようによってはハッピーエンドでもあります。

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