奇跡の海

BREAKING THE WAVES

R15+158
奇跡の海
3.7

/ 205

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(57件)


  • aii********

    5.0

    久々に揺さぶられた

    ラースフォントリアー作品は何作か観ているが、この映画に集約されている気がする。 風土、気候、信仰の善悪、共依存、愛と精神を丁寧に描いている。 観ている人の倫理観と真理が試される。 ベスの愛もそうだが、ドドの愛も純粋。 割りと長尺なのだが、飽きずに観られるのはドグマの手法のせいなのだろう。 最終版の長さがちょっと足りない気もするが久々にいい映画を観た。

  • jud********

    5.0

    問題児監督の傑作

    この世で愛することの尊さと、それによって起こりえる(途上国では普通にあるんだろうな~)残酷な運命、白人のキリスト教社会の偽善と愚純に残酷な世の中で信仰を貫こうとする知的障碍者の運命。キリスト教を綺麗ごとなしで描いた映画(不定しているわけでは無いと思います)。「ダンサーインザダーク」観てひいた人は見ない方が良いでしょう。しかし「ダンサー~」とは別次元の完成度の映画。

  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ初スクリーン&初主演とは信じられぬ名演!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tcp********

    4.0

    待てば良かった

    変だ。待てば解決したのだ。でも、妻は待ちきれず、狂ってしまった。それが言いたいのか?自分の新婚時代、こんなだったか?違うよな? 違うよな・・・

  • ste********

    5.0

    救いたいという信仰

    宗教色が濃すぎるほどの愛の物語です。 べスがヤンの為に行いを重ねるごとに、純粋性を増す存在感。純粋性。 スコットランドの男尊女卑、鐘のない教会、暗い習慣など、全てに対峙するようなラストでした。

  • dkf********

    4.0

    トリアーは悪魔だ!

    ラース・フォン・トリアーのサディズム全開の問題作。内容のヘヴィさ、不快さにただでさえ長い2時間40分が途方もない苦行に思えてくる。 これを「純愛」とか「一途な愛」だとかととらえらえる観客が何人いるだろうか? 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも感じたことだが、これは監督の女性蔑視の姿勢を映像化しただけであり、主人公を虐めることを目的にだけ撮られているような気がしてならない。また主人公ベスが知的障害者という設定でもあることから、障害者蔑視の作品とも言えるだろう。(トリアーは知的障害者そのものを馬鹿にしたような「イディオッツ」という作品も撮っているので、おそらく確信犯だと思う)性描写の生々しさは「文芸ポルノ映画」とも言えるほどで、他人のセックスを覗き見したような生理的不快感ばかりが残る。 さらにベスを精神的に追い込むプロテスタント教会や宗教を体制勢力として批判的にも描いており、つまりはあらゆる方面から批判されること前提で確信犯的に撮ったようなスキャンダラスな作品となっている。何者をも恐れないトリアーはまさに悪魔だ。 それにしてもべスを演じるエミリー・ワトソンはもう完璧。芝居の神様が降臨したかのごとき神がかり的熱演で、この薄幸の女になり切っている。舞台が長かった彼女、これがなんと映画デビュー作というから全く恐れ入る。彼女の演技が本作に対する自分の評価を★ひとつ上げた。 名手ロビー・ミューラーの手になる押さえた色彩の映像もこの作品に趣を与えている点も見逃せない。 様々な感想はあるだろうが、トリアーの製作姿勢を好意的に見れば、「批判的精神で世の中にはびこる偽善を暴き出す真理の追求者」とも言えるわけで、彼がまき散らす「毒」はあながち嫌悪されるだけのものではないかもしれない。 自分も決して好みではないが、その存在価値は大いに認めたい。

  • かぼちゃ

    4.0

    ネタバレバカと言われてはそれで終わりだけど

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • rec********

    5.0

    純粋である事の恐ろしさ

    映画というものは時として残酷な体験になります。あと1歩で映画でなくなる作品に巡り逢ったらまさにそんな体験に他なりませぬ。『ダンサーインザダーク』を最初に観てしまいこの監督から遠ざかっておりましたがやはり気になっていたのでしょう。観てしまいました。というより観ざるにおえませんでした。私の中では[その程度]ではなかったようです。[その程度]というのは存在して当然という意味でしてラースフォントリアーという映画作家は[その程度]ではなかったようです。この作品の前では能うかぎり言葉を封印したい欲望にかられます。映画で残酷な体験とはそういうものなんだと思うのです。

  • ste********

    5.0

    一応、優れた監督の本領発揮映画

    美しい心の人達(とそうでない人)と愛を描いた映画なんですが、最低な悪趣味、登場人物虐待映画です。仮に時代設定を変え、似た感じの話にしたら、賛否は無く賛のみにはなり(途上国なら似たような悲惨な話はいくらでもあるでしょう)、虐待映画でもなくなりますが、このゲロッパな鬱感は出せなかったので正当な理由があっての事なのでしょう。確かにこのゲロッパ鬱感が無かったら、普通の名作映画になってしまいますね。映画監督の才能は本当に凄いでしょう。美しい心の登場人物が美しく痛い映画なので御注意下さい。心の余裕がない時は観ない方が良いでしょう。オールナイト・ラースフォントリア―監督三本立ての1本目で観て、悪趣味で泣く気なんて全くなかったんですが、もうちょっとで落涙するところでした。信仰のおかしさを描いているという風なことが、ネットで散見されますが、私の親はクリスチャンでしたので、子供の頃は毎週礼拝に出ていたのですが、私は信仰のおかしさを描いているとは全く感じませんでした。社会的権威や歴史的形式は有り、口では立派なことを言うが実際はキリストの説く愛は全く持ち合わせていない人々は神は祝福しないが、発達障害者?や世間から教養のない人間とみられている(社会にさげすまれている人?)が、愚かだが伴侶を真に愛している者、神の説く愛を真に理解しようと苦しみ苦悩する者は神は祝福するということを、鐘により描いていると思いました。いやそれにしても悪趣味な映画でしたよも~。

  • yok********

    5.0

    神への問いかけ、教会へのアンチテーゼ。

    神が本当に存在するなら、邪悪で非道な心を持っていても、教会の戒律さえ守っていれば天国へと導くのか?それとも、純粋な心の人間が教会の戒律を守らずに 善意のために非道な行動をとったものを天国に導くのか? この映画はベスという女性を通じて本当の信仰のあり方を問いかけているのだと思う。教会へのアンチテーゼ。

  • なつ

    3.0

    DVD

    重い映画は大好物なんですが、、これはあまりハマらなかった。 登場人物が皆ぶっ飛びすぎているから。理解ができない行動が。でもそれがこの2人の愛情表現なのか。 ラストも解説を読んでなるほどとおもった。忘れた頃にもう一度観てみたいかも!

  • yuk********

    5.0

    怖くて苦しいんですけど。。。

    無邪気な純粋さにとても感動して 胸が痛くなり泣いてしまった記憶があります。 奇跡… 共感?というか、うまく言えないけれど 鑑賞後しばらく強烈に残りました。

  • a24********

    5.0

    ネタバレ挑発的愛情&宗教論

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bor********

    4.0

    ネタバレ伝えたかったことは?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    5.0

    ネタバレ祝福の鐘が鳴る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mpg********

    1.0

    作った人間に憎しみを感じるほど嫌いだ

    [50代男です] この作品は、ラース・フォン・トリアーが自分で脚本も書いて監督した、彼の好きなように作られた映画だ。 映画を観て感情を動かされることは良くある。 幸せな気持ちになることもあれば、どん底の気分にさせられることもある。 この映画は、これ以上ないほどの怒りの感情を抱いてしまった、僕には映画史上最低最悪の映画だ。 とにかく主人公の女性がひどい目にあい過ぎる! 作られたキャラクターとはいえ、これほどいじめまくられるのを見せられると、不快にも限度がある。 しかもその原因が、愛する男のせいなのだ。超利己的な彼が主人公を悲惨な目に追い込むのだ。よくこんな変態的なシチュエーションを考えつくものだ。 見ていてそれが許せなくて仕方がない。 またこの監督は、イヤなことに出来事をリアルに見せる演出の能力が高いもんだから、いやでも感情移入してしまい、腹立ちがおさえられない。 こいつはどうしてこんな物語を考え付き、映像化するのか。 とんでもないサディストだ。 「ドッグヴィル」は面白く観たが、あれも考えてみれば主役の女性をいじめまくる映画だった。 この映画を観てからは、この監督の作品は観ないことに決めてしまった。 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が評判になっても無視。以後も、何が公開されても無視だ。この監督は、”嫌い”を通り越して”憎んでいる”といってもいいくらいだ。 世間に評価されているという事実にも腹が立つ!

  • oce********

    3.0

    こういう愛の形

    あの「ドッグヴィル」を作ったラース・フォン・トリアーなのだから、一筋縄ではいかないだろうと思っていた中身。 まあこんな愛の形もあるのだろうが、共感は得られないだろうという愛を見ることになる。 四肢麻痺になった男の頼みは彼女が他の男とセックスをして、それを話してほしいというもの。 こんな話を成立させてしまう宗教観などの設定が整っているから、絵空事ではなく大真面目に作られている。 これはもう体を張るエミリー・ワトソンの熱演がすべて。 いかれた行為を正当化できる適役に巡り合ったようだ。

  • sen********

    5.0

    人を裁くことなかれ

    信仰深い1970年代のスコットランドの村が舞台。 精神を病んだこともあるベスは、遠い海上油田で働くヤンと結婚する。 ふたりの出会いは映画では描かれないが、田舎のしきたりや閉塞感に窮屈な思いでいた彼女には、初めて自由を感じさせるような出会いであったことがうかがえる。 結婚式の会場のトイレで、ヤンと初めての行為をするベス。 まるで、自らを縛る田舎の様々な制約から自由を得るように、結婚生活に喜びを見いだすベス。 やがて海に向かい、自宅に当分帰れなくなったヤンを早く帰してほしいと神に祈るベス。 そして願いは叶う。 しかし、ヤンは事故によって全身不随となって戻ってくるのであった。 ベスを肉体的に愛することができなくなったヤンは、ベスに男を作って、その男との性行為の内容を話をするように要求する。 ヤンの屈折した愛と欲望の表現に戸惑うベス。 やがて、追いつめられたベスは様々な男を誘惑するようになる。 ひとは様々な欲望に駆られ、その幻想に真実を探そうとする。 何かの価値観に囚われ続けることの愚かさを描いた映画なのかもしれません。 町の長老たちは、自分たちの信仰に基づき、不実な行為の上に死亡したものの葬儀において、地獄に墜ちることが自明なことのように語る。 神がそのものを裁いているのではない。 彼ら人間が死者を裁いているのである。 その愚かしさとその無意味さ。 人々の欲望に沿って時代と共に変化してきた信仰の数々に対する批判に満ちた映画でした。 そもそも、キリストは『汝、裁くなかれ』と語ったのではないか? しかし、それでも人間は人間を裁くことを止められない。 社会的正義の名の下に、あるいは自分たちにとって都合の良い神という名の幻想の下に、彼らは裁く。 信仰を否定しているとも言われるトリアー監督の作品ですが、神本来の実存を描こうとした作品なのかもしれません。

  • eis********

    3.0

    誰か保護してやらないと大変だ

    スコットランドのある夫婦の話。北海石油プラントでの作業中の事故から、夫が全身麻痺になってしまう。セックスが不能になってしまったので嫁に愛人を作ることを勧め、「その男との性行為を詳しく聞かせてくれ」と頼む。キリスト教と母親の厳格な環境のもと、プレッシャーから嫁は次第におかしくなっていく。 主人公の女を見て、フェリーニの「道」に出ていたジェルソミーナをちょっと思い出した。こういうちょっとアレな感じの女って、例えばカレン・ブラックとかジュリエット・ルイスとか……あまりにも純粋無垢で何か憎めないというか、実際に好きになったりしたら大変かもしれないが。 この監督のホコリっぽいくすんだ画面と、グラグラ揺らす手持ちカメラは慣れれば何でもないが、やや上映時間が長いかなと感じた。雰囲気は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の方が遥かに重く救いが無い。 各チャプターごとに出てくるポップミュージックの調子と、変な色の空の描写を見る度に「この監督変わってるわー」と思ってしまう。 配役は抜群で、「ダンサー」にしてもそうだったが、この女優以外ないという感じだ。

  • red********

    4.0

    信仰

    これまで観たラース・フォン・トリアー作品は、人間の悪の部分を 見せつける内容の物が多かった様に思うが、この作品はそうではなく 「信じるものは救われる」と言う事を素直に表現した作品だった。 素直にと言っても、この監督の作品なので、色々と思い悩む表現が 多いのだが・・・ タイトルはBREAKING THE WAVESのままで良かったのでは? この邦題だと軽いネタバレな気がして・・・ と、そもそもネタバレがどうとかの作品でもないが。 砕波(さいは、英語: breaking wave)とは、沖合いから浅海域に 波が進入すると、波高が変化し、水深が波高に近づいた時点で、 前方へとくずれる、運動が乱れに変化する現象。 砕波が起こる海岸に近い海域を砕波帯と呼ぶ。だいたい胸の高さ よりも浅い。

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