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追想

追想

ANASTASIA

105

sou********

4.0

ネタバレお涙頂戴。OKあげます!まんまと落涙(笑)

脚本が好き。 イングリッド・バーグマンも好きだが、彼女の映画はモノクロが好きなので微妙。モノクロ映えすると言うか…。完全に個人的な嗜好だけど。 ロマノフ王朝の資産を狙って、遺族を見つけて相続させようと目論む王政の部下たち。 偶然、アナスタシアを騙った記憶喪失の女性を見つけた事で、革命により命を奪われた筈の皇族の血筋が蘇る。 彼女は本物か?偽物か?偽物だとしても本物と疑われないほどに指導していけば…。1000万ポンドと言われる資産を相続するには、ロマノフ王朝に関わった人々を納得させなければならない。 記憶喪失の女アンナ(イングリッド・バーグマン)に、ボーニン将軍(ユル・ブリンナー)はアナスタシアの情報と皇族としての立ち振る舞いをインストールしていく。 同時に記憶喪失のアンナは、時折、皇族しか知り得ないような出来事を口にするが、記憶が正確であるか定かではない。本物のアナスタシアと思えるような言動があるのだが…。 物語としては、何処となマイ・フェア・レディ。女性を高貴な世界に送り込むと言う意味で。正直、作品制作の前後を調べてないので、どっちが先かわからない。感想としてわかりやすいと思い、こんな例えを使った。 ただ、マイ・フェア・レディと決定的に違うのは、本物、偽物のミステリアスな物語の揺れ動きと、イングリッド・バーグマンが見せる苦悩。 記憶喪失の狭間で、自己を確立出来ない不幸に加え、徐々に本物と思わせていく展開。偽物を疑われ、逢う事さえ許さなかった皇太后との再会のシーンは見事なメロドラマ。 話はフィクションだけど、本当の孫娘だからこそ願う幸福を選択する皇太后…このエンディングも好き。

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