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追想

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ANASTASIA

105

エル・オレンス

5.0

ネタバレI・バーグマンのハリウッド復活

ロベルト・ロッセリーニとのスキャンダルから約8年ぶりのハリウッド復活を果たしたこともあってか、役作りの本気度が半端無く伝わってくる名演技です。 「やはり本物では?」と観る者に何度も疑わせてしまうミステリアスさを醸す表情、口調、仕草と、あらゆるすべてが素晴らしい! 相手役のユル・ブリンナーも、同年公開の映画『王様と私』のシャム王とはまた一味違った、武骨で冷淡で不器用で、感情を抑制する演技がとても巧いです。そしてバーグマンと並ぶ姿も、美男美女で惚れ惚れしてしまう!(同年のアカデミー賞が、主演女優賞が本作のバーグマン、主演男優賞が『王様と私』のユル・ブリンナーというのも凄い!) 終盤の皇太后との初対面シーンも、I・バーグマン vs H・ヘイズの演技の掛け合いが本当に見事で、皇太后の心が一気に解ける瞬間のH・ヘイズのあの表情は忘れられません! そして、2人のツーショットを映さずに「愛」を表現する、気品あるラスト演出も秀逸。 アルフレッド・ニューマンの音楽は言わずもがな、素晴らしいの一言に尽きます! ====================================== ★1956年アカデミー賞 主演女優賞(イングリッド・バーグマン)受賞 ★1956年ゴールデングローブ賞 主演女優賞(イングリッド・バーグマン)受賞

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