アントニア

ANTONIA/ANTONIA'S LINE

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アントニア
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(5件)

楽しい14.3%切ない14.3%かっこいい10.7%勇敢10.7%ファンタジー10.7%

  • 一人旅

    5.0

    連綿と続く生と死、女の底力

    第68回アカデミー賞外国語映画賞。 マルレーン・ゴリス監督作。 第二次世界大戦が終結し、故郷の村に戻ってきた中年女性:アントニアとその娘:ダニエルが、村の人々と織りなす悲喜こもごもの人間模様を、女性監督:マルレーン・ゴリスが大らかに綴った人間ドラマの秀作で、本作はその年のアカデミー賞で外国語映画賞(オランダ代表)を受賞しています。 アントニア母娘と個性豊かな村人達との交流を中心に描いて、やがて母娘4世代にわたる家族ドラマへと形作られていく物語となっていて、本作の根底にあるテーマは“女性の逞しさ”であります。 男性の権力が女性を圧倒している旧態依然の長閑な村において、数十年ぶりに帰郷したアントニアが中心となって、男性による支配からの脱却と女性の自立を導き出していく“女性賛歌”となっていて、物怖じしないアントニアのパワフルな生き様がひたすらに恰好よく映ります。 アントニア&ダニエル母娘の物語は、ダニエルが未婚のまま産んだ娘、さらにその娘…と4世代に及ぶ家族ドラマとなっていき、一人娘の母親だったアントニアは物語の終盤では曾祖母に変わっていきます。連綿と受け継がれていく命とやがて燃え尽きていく命、そして男性に支配または依存することなく、一人の自立した人間として力強く生き抜いていくアントニアの姿に“女性の逞しさ”を見つめる作品であります。 まるで女性視点版『フェリーニのアマルコルド』(74)のような、連綿と受け継がれ終わることのない生と死の営みを大らか&ユーモラスに綴った名篇で、アントニアを演じたヴィレケ・ファン・アメローイのエネルギッシュな芝居が物語の推進力となっています。

  • hat********

    4.0

    女性としての魅力いっぱいのアントニア。

     アントニアのようにおおらかに人生を過ごせたら、どんなにか素敵だろう。決して若くも無い、とびきりの美人でもない。でも、そんなアントニアは女性としての魅力を存分に兼ね備えている。彼女の表情、行動、言動、それらの全てが画面を通じて自然と伝わってくる。優しさ、芯の強さ、生きる力、恋心・・・。  アントニアは未婚の母。娘ダニエルも自ら望んで未婚の母となる。そしてダニエルの娘テレーズも・・・。しかしそれらが少しもふしだらな事に思えない。皆自分の意志で未婚の母になる事を決意し、アントニアもそれに理解を示す。皆それぞれに恋はする。ただ、籍を入れない。それだけの事。アントニアの周りは女性の園のように一つの楽園が確立しているかのように華やいでいるのだった。  しかし幸せばかりが永遠に続くわけでは無い。周囲の人々の死、自分の死が近づいてくる。しかし最期までアントニアは穏やかに、おおらかに過ごす。  アントニアが時について語った言葉がとても印象的だった。  「時は疲れた亀のようにノロノロと進んだり   あるいは獲物をあさるハゲタカのように命を奪った   時は生死に頓着しなかった   成長にも衰退にも   憎しみにも嫉妬にも   人には時を忘れるほど 大切なことを   時は すべて無視した 」

  • bakeneko

    5.0

    “女の一生”または“男なんか必要ない”

    “生きていく、そして死んでいく”ことに対する女性の強さを気張らず、さらりと描写しています。そうです、いつもじたばた駄々をこねるのは男なのです。女性が観ると力が湧いてくること請け合いの傑作です。

  • mar********

    4.0

    ネタバレこれこそ少子化対策のヒントだったりして

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tmy********

    5.0

    大好きな作品

    枯葉が舞う寂しい庭。でもそこはかつて、大勢の家族が休日のランチを囲む明るい楽しい場所だった。小さな子供を連れて歩くまだ若いアントニア。子供が育ち、孫が生まれ、時は過ぎていく。そしてアントニアは最後のときを迎える。自分で人生を選び、自分の力で生きていった女性の素晴らしさ。大好きな映画です。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

アカデミー賞第68回

外国語映画賞

基本情報


タイトル
アントニア

原題
ANTONIA/ANTONIA'S LINE

上映時間

製作国
オランダ/ベルギー/イギリス

製作年度

公開日
-

ジャンル