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アントニア (1995)

ANTONIA/ANTONIA'S LINE

監督
マルレーン・ゴリス
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4.60 / 評価:5件

連綿と続く生と死、女の底力

  • 一人旅 さん
  • 2020年8月15日 19時48分
  • 閲覧数 19
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

第68回アカデミー賞外国語映画賞。
マルレーン・ゴリス監督作。

第二次世界大戦が終結し、故郷の村に戻ってきた中年女性:アントニアとその娘:ダニエルが、村の人々と織りなす悲喜こもごもの人間模様を、女性監督:マルレーン・ゴリスが大らかに綴った人間ドラマの秀作で、本作はその年のアカデミー賞で外国語映画賞(オランダ代表)を受賞しています。

アントニア母娘と個性豊かな村人達との交流を中心に描いて、やがて母娘4世代にわたる家族ドラマへと形作られていく物語となっていて、本作の根底にあるテーマは“女性の逞しさ”であります。

男性の権力が女性を圧倒している旧態依然の長閑な村において、数十年ぶりに帰郷したアントニアが中心となって、男性による支配からの脱却と女性の自立を導き出していく“女性賛歌”となっていて、物怖じしないアントニアのパワフルな生き様がひたすらに恰好よく映ります。

アントニア&ダニエル母娘の物語は、ダニエルが未婚のまま産んだ娘、さらにその娘…と4世代に及ぶ家族ドラマとなっていき、一人娘の母親だったアントニアは物語の終盤では曾祖母に変わっていきます。連綿と受け継がれていく命とやがて燃え尽きていく命、そして男性に支配または依存することなく、一人の自立した人間として力強く生き抜いていくアントニアの姿に“女性の逞しさ”を見つめる作品であります。

まるで女性視点版『フェリーニのアマルコルド』(74)のような、連綿と受け継がれ終わることのない生と死の営みを大らか&ユーモラスに綴った名篇で、アントニアを演じたヴィレケ・ファン・アメローイのエネルギッシュな芝居が物語の推進力となっています。

詳細評価

物語
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