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キャメロット

キャメロット

CAMELOT

182

bakeneko

5.0

ネタバレグィネヴィアの愛称はジェニーなんだ

「マイ・フェア・レディ」のアラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ローが再集結して創った、ブロードウェーのヒット・ミュージカル「キャメロット」の映画化で、もちろん原作は“アーサー王伝説”に基づいたT・H・ホワイトの小説「円卓の騎士」であります。 更に、音楽監督はアルフレッド・ニューマン、監督は「南太平洋」のジョシュア・ローガンと超一級のスタッフで、役者もリチャード・ハリス、フランコ・ネロ、ヴァネッサ・レッドグレーヴが頑張っています。特にヴァネッサ・レッドグレーヴが“可愛いく”見えるのは本作ぐらいのものではないでしょうか(いや、もちろん彼女は美人なのですけど、他の映画だと意志の強さの方が前に出ているような気がするのです)。 流石に歌曲は素晴らしいものが多く、何度も歌われる“キャメロット”や“君を去らねば”等、幾つかは永遠に記憶に残る名ナンバーであります。ただ、アーサーとグィネヴィアの出会いのシークエンスの楽しさと美しさのテンポが最後まで続けば心地良かったのですが、アーサー王の物語をオーソドックスに創り上げた本作はどうしても物語の後半が重くなってしまっています。特に、物語のみのシークエンスが深刻かつ長いのもミュージカルとしては統一感を欠いています。 それでも、英国的の自然描写や風俗等、興味深くて楽しめるところが多い作品であります(時折挟みこまれるシニカルなセリフもいかにも英国!)。 ちょっと長いけれど、映像&音楽ファンには素直にお勧め出来る作品です(アーサー王伝説の勉強にもなりますし)。

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