レビュー一覧に戻る
キャメロット

キャメロット

CAMELOT

182

kak********

3.0

アーサー王伝説に基づいた米ミュージカル!

そもそも”アーサー王伝説”は民間伝承や創作とも言われ、実在した人物かは今も証明されていない。 ところが、”魔法使いマーリン”や”12人の円卓の騎士”など、万人が好みそうな題材が多く、関連した映画やTVドラマも数多く存在する。 本作品は、ミュージカル仕立ての上3時間の長編である。 物語は、王と王妃と騎士の三角関係を軸に”禁断の恋”が描かれて行く。 ありがちな大合戦の場面はなく、あっても内輪もめ程度なので、中世の戦いを見たい人には不向きかもしれない。 主演は「カサンドラ・クロス」でソフィア・ローレンと共演したり、「オルカ」でシャーロット・ランプリングと共演したリチャード・ハリス。そして、「ナヴァロンの嵐」でスパイ役を好演のフランコ・ネロと「ジュリア」でアカデミー賞助演女優賞受賞のヴァネッサ・レッドグレーヴを加えた3人が物語の中心である。 結論から言えば、長編ミュージカルにしては歌う場面が少なめで、似たような雰囲気の曲ばかりで印象が薄いし、物語も、筋を追うだけで盛り上がりに欠ける。 どこといって悪いところはないのに、なぜか満足できないのは、ややスローで眠気を誘うのと、肝心のアーサー王の性格が勇ましさがなく弱々しく描かれているからだと思う。 興味深いのは、本作品で共演したフランコ・ネロとヴァネッサ・レッドグレーヴが実生活でも夫婦になった事だ。共演がきっかけで結ばれた事は喜ばしいのだが、プライベートな事なので表に出ないよう抑え気味の演技をしていたのではないかと思えたのは考えすぎだろうか? 何れにしても、様々な解釈が可能な”アーサー王伝説”なので、本作品も”その中の一つ”と割り切って楽しむのが正解かもしれない。

閲覧数514