ギャンブルの王様
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- kak********
3.0点
原作は『メグレ警部』シリーズで知られるジョルジュ・シムノン。 主演は、「殺人鬼に罠をかけろ」で、そのメグレ警部を演じた ジャン・ギャバンなのだが、本作品はサスペンス映画ではない。 ジョルジュ・シムノンと言えば「仕立屋の恋」やアラン・ドロン 主演の「帰らざる夜明け」など、サスペンス仕立てのドラマも 得意な作家ではあるが、本作品はコミカルな軽いタッチで、異色 の部類に入る。 また、主役のジャン・ギャバンの役柄も落ちぶれたギャンブル好き の男爵で、彼にしては珍しいのだが、ギャンブルで身を崩すタイプ ではなく、包容力があり楽観的且つ自由を愛するロマンチックな 男を演じている。 相手役には、アラン・ドロン主演「恋ひとすじに」などに出演した ミシュリーヌ・プレール。「港のマリー」でもジャン・ギャバンと 共演したブランシェット・ブリュノワ。 どちらも、初老のダンディな男に惚れる”大人の女”という役で 年齢を重ねても失われない”可愛さ”が魅力だ。 監督はロマンスの名手ジャン・ドラノワで、なるほどコミカルな 内容の中にも、しっかりとロマンチックな場面が多く織り込まれて いて楽しい。 ”綱渡りの人生”でも、ついて行きたくなる男、それが男のロマン であり、もてる要素の一つかもしれない。
スタッフ・キャスト
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