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吸血鬼サーカス団

吸血鬼サーカス団

VAMPIRE CIRCUS/LE CIRQUE DES VAMPIRES

87

ZZZ

3.0

筋書きが・・・

遥か昔、リン・フレデリック目当てで見た映画。まだ、若かりし頃の為、晩年の頃と比べると一瞬違う女優さんかと思える程、あどけない少女。この頃は、パメラ・フランクリンに似ているかもしれない。脇役なので、途中から登場する形だが、この手の映画の典型的なヒロイン的立ち位置なので、あまりぱっとしないところが残念。 当時、鑑賞した際は、結構、面白かった記憶がある。しかしながら、今回、見直してみると何か大まかな筋書きがいい加減というか、設定がいい加減というか、そのせいで、何とも言い難い作品であった。 基本設定的には、本家、ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」的な所を踏襲しつつ、”その後”的な発想で作成された様に思える。 吸血鬼が退治され、その吸血鬼一族の復讐の物語となっている。筋そのものは一応通っているものの、各人間関係といった背景などが明確に描かれていないので、会話、台詞等から、そこら辺を推測するしかなく、何とも、もやもやする作品。 そして、サーカス団という設定は奇抜かもしれないが、吸血鬼のみの集団でもなく、かと言って人間でも無い何か、恐らく人間だろうという人物などが入り乱れた集団となっている。恐らく、吸血鬼では出来ないことを他のメンバーが代わって成し遂げるという設定にしたかったと思うのだが、どれ程、役に立ったのかは疑問(というより都合よく物語を進めるために無理矢理作られた様な気もするし、ちょっと話をいじれば不必要と思われる節も…)。 又、所々、本当の猛獣を使っている割に、肝心なところはUFOキャッチャーのぬいぐるみレベルのものを使ったちゃちい特撮(?)。安全を考慮した為なのだろうけれども、あまりのギャップで本来怖がるべきシーンが笑えるシーンになってしまっている。 大まかな流れは典型的な吸血鬼ものであるので、そういう方面が好きな方なら普通に見れるレベルだと思う(多分)。 今回、改めて観て、自分が一番不可解に思ったのは中心で悪事を働く女性。あらゆる点が謎。正体は描かれているのだが、どういう生き物なのか、他の人物との相関関係も不明確な上、急転直下な心変わりなど、行き当たりばったりで、面白おかしく描かれているとしか思えなかった。

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