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吸血鬼の接吻 (1963)

THE KISS OF THE VAMPIRE/KISS OF EVIL

監督
ドン・シャープ
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3.50 / 評価:2件

映像美の世界

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2017年12月2日 0時03分
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  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 カラー映画初期に作られた、吸血鬼映画の定番古典のひとつです。

 とはいっても、現代のいわゆる「ホラー」を期待したら、確実に裏切られることは保証します。まったく怖くありません。グロテスクなシーンもひとつもありません。吸血鬼はごくふつうの人間の八重歯がとがってるだけで、不気味なメイクすらまったくしていません。
 それから、この「吸血鬼」は、「ドラキュラ」に代表される一般的な吸血鬼伝説のそれとは、ぜんぜん性質がちがいます。吸血鬼に血を吸われても、傷跡を焼けば吸血鬼にならずにすむし、吸血鬼になってしまっても、一定の儀式をおこなえばちゃんと人間に戻れます。だから怖くない。
 それに、吸血鬼がコウモリの大群に襲われて死ぬ、って、おいおい敵・味方が逆転しちまってないかい? とか。

 そういうところが馬鹿馬鹿しいと感じる人は、たぶん見てると腹が立ってくると思うんで、見ない方がいいです。

 にもかかわらず私がこの映画に悪い印象を持たない(むしろ、どちらかといえば好きな部類に入る)のは、映像の美しさによるところが大きいです。映像美という観点で見たら、たぶん数ある吸血鬼映画の中でももっとも優れた作品のひとつだと私は思います。
 公開当時の宣伝ポスターを見ると、恐怖におののく人たちの姿の下に「イーストマン・カラー」とでかでかと書かれていて、カラー映画がようやく普及し始めた時代に、どれほど美しい画面を作ることができるかで各社・各監督が競っていた様子がうかがわれます。

 恐怖映画としては、全体にピント外れなのは事実なので、好き嫌いは分かれる作品だとは思いますけど。

詳細評価

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