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救命艇 (1944)

LIFEBOAT

監督
アルフレッド・ヒッチコック
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3.28 / 評価:36件

ジョン・スタインベックの同名小説が原作!

  • hoshi595 さん
  • 2019年2月15日 4時30分
  • 閲覧数 204
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「怒りの葡萄」や「エデンの東」で知られるジョン・スタインベックの同名小説が原作。”救命艇”という限られたスペースの中に波瀾万丈の人間ドラマが凝縮されているだけでなく、第2次世界大戦下の大海原という舞台設定が、アルフレッド・ヒッチコック監督の手にかかると”密室サスペンス”に生まれ変わる。

ジャンルとしては戦争映画に入るものの、魚雷攻撃を受けて海に放り出された所から始まる物語も珍しい。もちろん原作が優れているのは間違いないが、映像化されると、ヒッチコック監督らしい小物の描写が素晴らしい。主演女優もブロードウェイやロンドンの舞台で活躍のタルラー・バンクヘッドで重厚な演技を披露している。

人生を語るのに、大海がこれほど相応しいのも新たな発見になった。天候の変化は予期することが出来ない未来を思わせるし、常に変化する波は人生の浮き沈みを見ているかのようである。どちらに向えば良いのか常に決断を迫られるのも同じで、選択した後の結果については運命と受け入れるしかない。

そして戦時下とはいえ、同じ人間ながら考え方が全く異なるのも不思議と言えば不思議だ。しかし、限られた条件下のサバイバルとなれば、一人一人の持っている力を結集しなければ生き残れない。そこで今までの価値観が根底から崩れ、真の実力が問われた時、ありのままの自分が浮かび上がる”恐怖”も並大抵ではない。

大自然が背景にありながら、狭い”救命艇”の中でしか行動できないのは、正に舞台劇と同じある。スケールの大きな映画も楽しいが、舞台劇の楽しさを映画で味わえるのも悪くない。しかも、DVDなら家で見ることも出来る。これほど贅沢な事はない。自分が、この”救命艇”に乗ったとしたら?と考えると人生が見えてくる気がする。

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