ここから本文です

恐怖の精神病院 (1946)

BEDLAM/CHAMBER OF HORRORS

監督
マーク・ロブソン
  • みたいムービー 1
  • みたログ 6

3.50 / 評価:4件

お金を粗末にすると…

  • bakeneko さん
  • 2013年10月16日 8時08分
  • 閲覧数 1249
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

英国風刺画の父と呼ばれるロココ時代のイギリスの画家:ウィリアム・ホガースの版画連作 “放蕩一代記”の最終章のベドラムの絵にインスパイアされた作品で、原画の構図をそのままキャラクターに生かした作劇となっています(「宮廷画家ゴヤは見た」や「ブリューゲルの動く絵」の形式ですな)。

ベドラム (Bedlam) はイギリスにある世界で最も古い精神病院の一つで、正式名称は王立ベスレム病院 (Bethlem Royal Hospital)。英語ではbedlamという単語は精神障害者の保護施設一般を指す言葉として長く使われ、後に「騒ぎ」や「混乱」を意味するようになった。-Wikiより。
1761年のロンドンの精神病院を舞台にした“幽閉型スリラー”の嚆矢的作品で、予期せぬ姦計によって精神病院に隔離されたヒロインを襲う苦難の連続で恐がらせてくれます。病院長のボリス・カーロフのカリスマ的な存在感が全編を貫いている作品で、当時の英国の政党間の政争も語られている映画でもあり、当時から精神病院には無罪の者やアルコール中毒者等が混在していたことも描かれています。
現在から見るとかなりマイルドな“虐待&ショック描写”ですが、「チェンジリング」や「カッコーの巣の上で」等の後の“精神病院もの”の元ネタとなったシーンも見つけることが出来る作品であります。

ねたばれ?
何て手際よくレンガを積み上げることが出来るんだ!(本当に患者?)

おまけ-レビュー項目にないので、同時代のRKOのサスペンス映画のレビューを…
人の家の家具を壊してはいけません!
「恐るべき告白(Full Confession)」(1939:アメリカ73分)、監督:ジョン・ファロー、出演:ヴィクター・マクラグレン、ジョセフ・カレイア、バリー・フィッツジェラルド、サリー・アイラース
殺人の告解を受けた神父が“秘密を保持すべきか否か?”に苦悩する物語は、「私は告白する」等、幾つかの名作として、人間的葛藤とサスペンスが映画の肝となっています。
ところが本作は神父ではなく、告解者が逡巡苦悩するのが特色で、神父は徹頭徹尾信念に基づいて告解した主人公が自発的に罪を自白するように精神的に追い詰めていきます。その方法がなかなかねちっこいのが出色で、“あんた本当に人格者?”という突っ込みも斜め視線で出来る作品となっています。
それでも、短絡的な主人公を演じたヴィクター・マクラグレンの名演とアメリカにおけるアイリッシュ共同体の生活描写でリアルな葛藤劇としてコンパクトに纏まった作品で、主人公の魂の彷徨の決着も納得させる締めくくりとなっています。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
  • セクシー
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ