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恐怖の報酬

恐怖の報酬

LE SALAIRE DE LA PEUR/THE WAGES OF FEAR

149

エル・オレンス

5.0

ネタバレ皮肉の効いた名ラスト。

「FIN」の文字がアップになり、幕を閉じるのがとても良いです。あんなにも危険な状況下で、ただ一人生き延びた男が、運び終わって死と隣り合わせの状況から抜けた途端、あっさりと命を落とすという皮肉がとても効いています。 もう終始まともに映像を直視できないほどハラハラヒヤヒヤだったんですが、危険物ニトロをトラックで運搬するという非常にシンプルなシナリオの中で、2時間半という長尺でありながら、これほど観る側の心をがっしり掴める映画作品はそうそう無いでしょう。 同年のカンヌ&ベルリン国際映画祭でWトップ賞という大快挙ぶりが、この映画の素晴らしさを証明しています。 『ローマの休日』(1953)を手掛けた「フランス六人組」の一人、ジョルジュ・オーリックによる独特なオープニング曲も素晴らしい。 =================================== ★1953年ベルリン国際映画賞 金熊賞受賞 ★1953年カンヌ国際映画祭 2部門受賞 パルム・ドール、男優賞(シャルル・ヴァネル)

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