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恐怖の雪男 (1957)

THE ABOMINABLE SNOWMAN/THE ABOMINABLE SNOWMAN OF THE HIMALAYAS

監督
ヴァル・ゲスト
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2.62 / 評価:13件

細長いのが現れた!!!

  • むびず_えぬぴー さん
  • 2009年12月7日 5時59分
  • 閲覧数 831
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

 ヒマラヤの修道院で薬草の研究を行っていた
植物学者ジョン博士は、冒険家トムに誘われ
山脈で雪男を探索する事になる。

 頂を目指して進む彼ら一行はやがて巨大な足跡を見つけ
雪男の存在を確信するものの、同時に彼らを取り巻く
過酷な環境が一行の中に争いと事故を生んで行く。
 
 逃げる者。狂う者。そして科学者と守銭奴と。
 思惑が絡み合う中、生き残る為、目的を果たす為に
洞窟に罠を張るのだが・・・・・・。

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 いわずと知れたハマー・フィルム・プロダクションの
ちょっと言わないと知らないかも?な1作。

 時期的にはクラッシクモンスターの快進撃が始まる
黎明期に生まれ、転びようによっては後年ドラキュラや
フランケンなどのように古典の名作になっていたかもしれません。

 しかしこちらはその一人歩きしたモンスターの名前ほど
作品の知名度は高くないのではないでしょうか。

 いや、もしかしたらもの凄く有名なのかもしれませんけど
少なくとも私は昔ハマーモンスターを知った頃に「調べて」初めて
知った作品でした。

 で、現在に至るまでに同好の集まりや専門書以外でその名を
見聞きする事もなく、熱狂的な支持を勝ち得た作品とは
言い切れないのかなぁというのがやはり正直な所。
 私自身輸入DVDも数回観たっきりしまい込んだまま、となっています。

 そんな、もう一つ手を伸ばし辛い理由は至極簡単な事で、
実は本作雪男と銘打っていますが、肝心の雪男が出ないのです。

 いや、ホンのちょっぴり現れるっちゃ現れるんですが
それもほぼシルエットのみ。
(しかも細!長!といった今ひとつ具合)

 じゃあこの作品、なんなのよ?と聞かれれば
簡単に言ってしまえば冒険譚の方が作品として近しい気がします。
 
 いつもはどこかの島で繰り広げられる冒険が、
舞台をヒマラヤ山脈に替えて繰り広げられるのです。
 白人目線での異文化―未開の文化―に触れつつ、
謎の生物を追う、というそれは未だ世界に多くの
想像の余地があった時代の遺物。

 そこにワクワクする高揚感と、白人特有の差別観が
ちらほら垣間見えるのも、この時代の作品特有のテイストです。

 この辺り、同様に差別的表現を持った東宝の【獣人雪男】を
思い出さずにいられませんが、意外とお国柄というか
人種間での意識の違いが大きく表れていて興味深い所です。
(私自身はより雪男に共感出来る東宝側の物語が好きですが、
 差別を許容するのではないので誤解のないように)

 少し脇へ話が逸れましたが、そんなように
モンスター映画を期待する向きにはちょっと応えられない作品で
それが後年本作がマイナー枠行きの理由になった気がします。

 また、その作品の題材ゆえ、重厚なドラマには
やや物足りないのも一因かもしれません。

 とはいえ往年の役者陣を懐かしむ方や、白黒独特の
ノスタルジックな画面が好きな方は、機会があればどうぞ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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  • 不思議
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