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巨人ゴーレム (1920)

DER GOLEM, WIE ERIN DIE WELT KAM

監督
パウル・ヴェゲナー
カール・ボエゼ
  • みたいムービー 2
  • みたログ 11

4.50 / 評価:4件

奥様今日は薬草がお安くってよ(ゴーレム)

  • bakeneko さん
  • 2021年9月13日 10時24分
  • 閲覧数 64
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなりすみません!―でも、買い物籠を持って初めてのお使いに勤しむ、おかっぱ頭のゴーレムが近所のおばちゃんに酷似していて…(同じく主婦に似た怪人キャラとしては「マグマ大使」のゴアがいますよね!)

16世紀のチェコのプラハに実在したラビ:イェフダ・レーヴ・ベン・ベザレルが生成したとされるゴーレム伝説に材を採り、監督のパウル・ヴェゲナー自身が“ゴーレム”を演じた、ゴーレム三部作「ゴーレム(1915年)」、「ゴーレムと踊り子(1917年)」に連なる最終作で、ドイツ表現主義のセットや後にハリウッドのユニバーサル怪奇映画「魔人ドラキュラ」、「ミイラ再生」などを撮るカール・フロイントがカメラを回しています。

「フランケンシュタイン(1931年版)」を始めとして、「大魔神」や「プルガサリ」など、アジアの映画にまで影響を与えている物語&キャラクターの元ネタ作品で、
ゴーレムの特性である―
1)土人形に悪魔アスタロトの呪文(emeth:真実)と記した羊皮紙を貼る(伝承では額に、本作では胸にダビデの星の紀章の中に入れて嵌め込む)と命が吹き込まれる、お札を外すと土に戻る
2)使役する時間が長引くと次第に自我が目覚めて来て、暴走&女性を欲するようになる
―が定義されていますし、邦題と違い決して巨人ではないことも判ります(原題は Der Golem, wie er in die Welt kam:ゴーレム―如何にして彼は出現したのか…です)。

起動して眼を見開く描写は-「大魔神」
ラビの魔術と弟子がそれを暴走させる経過は―「ファンタジア」の“魔法使いの弟子”のエピソード(ミッキーの被る魔法の帽子は本作のラビと同じ!)
女性に懸想する設定はー原作の「フランケンシュタイン」や「フランケンシュタインの花嫁」
ラストの少女とゴーレムの邂逅は、「フランケンシュタイン(1931年)」
…と後の作品の名シーンや設定の元祖となった作品で、当時は占星術が立派な科学だったことも判りますよ!

ねたばれ?
1、まだ怪物による“気絶したヒロインだっこ”シーンが誕生する前の作品らしく、ゴーレムに髪を持って引きずられるミリアムが痛そう!(特に段差があると…)
2、これだけ騒動を起こしたらまた追放論が出てきそうだな~

詳細評価

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