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巨人獣 (1958)

WAR OF THE COLOSSAL BEAST/THE TERROR STRIKES

監督
バート・I・ゴードン
  • みたいムービー 2
  • みたログ 5

2.75 / 評価:4件

真・進撃の巨人。

  • 二酸化ガンマン さん
  • 2015年8月2日 0時19分
  • 閲覧数 428
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

「進撃の巨人」実写版公開にあやかって、きっと「午後ロー」では2週連続で放送すると思っていた「戦慄!プルトニウム人間」とその続編「巨人獣」ですが、さすがのテレ東もそこまでバカではありませんでした。私が社長ならこれに「妖怪巨大女」を合わせ、「世界は残酷、視聴率も残酷」というコピーとともに3週連続で放送するのですが。

前作のラストで、悲劇のアトミック・ソルジャー、マニング中佐は軍隊の攻撃によりダムの底に沈んでゆきました。
普通これだけ奇怪な事件が起きたら水をさらって死体探しくらいはするでしょうが、アメリカ陸軍はそこまでヒマではありません。何せいつソ連が水爆を落としてくるかわからないとみんなが思い込んでいた時代です。バズーカ砲みたいな通常兵器で簡単にやっつけた相手など、ロシアがヒグマだとすればせいぜいキタキツネ程度に考えていたのかもしれません。

メキシコで食料品を積んだトラックが襲われる、という事件が起きました。現場に行ってみると、なんと巨大な足跡があるではありませんか。こいつはマニング中佐とバート・I・ゴードンの仕業以外には考えられません。すると案の定、ダムの底に沈んだはずのマニング中佐が現れます。しかも片目に穴が開いているというすさまじい形相です。しかしそれまで何を食べて生きていたのでしょうか。アメリカ成人男子の平均摂取カロリーは約4,000kcalですが(日本人は2,500Kcal)、マニング中佐は元軍人でしかも身長は20メートルです。仮に4倍の20,000Kcalが必要だとしても、名代富士そばのカツ丼(約930kcal)が21.5杯も必要になります。メキシコに富士そばはないので、もしかしたらガイラのように人間を食っていたのかもしれません。

警察ではマニング中佐を捕まえるため、強力な麻酔薬を入れたパンでおびき出す作戦を立てています。私が署長なら、いくら元人間とはいえもう怪物化している巨人ですから、毒物を混入して毒殺する「カトリーヌ・ド・メディシス作戦」をすぐさま立案するところですが、それでは映画が終わってしまいます。
警官・軍人・科学者それぞれ3人(少ないよ)はヤマザキパンに特注した麻酔入りランチパックをトラックで運びます。そこにマニング中佐が出現。例によってゴードン先生の特撮はいい加減で、合成がうまくいかず時たまマニング中佐の足が透けたりします。おまえは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のラスト近くのマーティーか。

とにかくマニング中佐の生け捕りには成功。中佐は空輸され格納庫に収容されます。いろいろ調べた結果中佐の脳はもう治癒不可能という事がわかります。ていうか、前作であれだけ暴れられたのに諦めてなかったのかよ。私が大統領なら、確保した段階でさっさと安楽死させる「高瀬舟作戦」を命令するところですが、それにしてはまだマニング中佐の暴れ方が足りないのでしょう。
というわけで中佐はいとも簡単に脱走します。もちろん東宝フランケンシュタインにように自分の腕をちょん切って逃げるような凝った事はしません。街に出た中佐は子供たちを乗せたスクールバスを持ち上げます。多くの映画ファンの頭の中に「こげこげこげよ、もっとこげよ♪」のメロディが浮かんだその瞬間、中佐の妹が説得にあたります。にーちゃんもうやめて。昔柿が食べたいと泣いたあたいに、隣の爺さんにぶん殴られても盗んできてくれたぢゃないの。でもあれ渋柿だったのよ。
すると、治癒不可能と言われた中佐ははっと我に返ります。そ、そうか、あの柿は含まれていたタンニンが水溶性だったのか。正気に返った中佐はスクールバスを降ろし、自ら高圧電線をつかみます。こうして、怪物化してしまった軍人は自ら命を絶つ事で悲劇の幕は閉じるのです。

詳細評価

物語
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