彼らの行きつく先は
- 小津代 さん
- 2019年10月28日 14時03分
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豪華な館で繰り広げられる男2人と美しい女のお話で、この3人はとても表情が乏しい。特に女性は生きてるのを忘れたかのようだ。ポーズひとつ大変画になる。でもとても気だるそう。この美しい女に言い寄る男は、どこに行っても壁ばかり、みたいなことを繰り返し言ってたけど、障害のある恋なのかな?など考えた。「夫らしき男」と紹介されてた容姿がデビル的な男、彼が夫なのか。なるほどねー納得。
言い寄る男は夫らしき男と、ゲームを興じてたけど全然勝てない。一勝も出来ない。恋も勝ち目がないんでしょうね。
言い寄る男は美しい女に「去年お会いしましたよね?」と幾度も尋ねるけど、女は覚えてないし、むしろ初めて見たかのような態度。女は男の記憶を封印してたのだろう。夫らしき男が射的に興じるとき、美しい女は記憶を取り戻したように見えた。夫らしき男は言い寄る男を銃で殺していたかもしれない。
じゃあ今の言い寄る男はだあれ???
最後美しい女は意を決して、言い寄る男と同じ方向をみつめ歩いて屋敷を出ていく。夫らしき男が見送ってたけど、結ばれた2人は無表情で全然幸せそうじゃない。行きつく先は天国なのか、地獄なのか。。。
細かいことは、よくわからないけれど、映画館で観れて本当に良かったなあと思いました。なんて美しい作品なんだろう。
リンチの「マルホランド・ドライブ」はとても影響を受けてるとも思いました。
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