作品レビュー(8件)
- stanleyk2001
3.0点
『ギルダ』(Gilda)1946 監督チャールズ・ヴィダーと撮影監督ルドルフ・マテはハンガリー出身。 ナチスから逃れてハリウッドに移った映画人特にユダヤ系ヨーロッパ人は沢山いた。 ヨーロッパの「表現派」と呼ばれた陰影の深い絵作りが印象的。 リタ・ヘイワースが奥から手前のグレン・フォードに歩み寄る場面。ヘイワースの上半身は陰になっている。手前に歩み寄ってバストショットになってもヘイワースの顔は暗いままだ。 主演女優の顔を陰の中に置いたままというのはなかなかできることでは無い。主演女優なら「お客は私の顔を観に来ている。もっとライトを当てて」と思うのが普通だがこの陰影のおかげでギルダという人物の複雑な性格が伝わってくる。 リタ・ヘイワースはセックスシンボルと呼ばれたそうだけど高身長で痩せ型で今でいうファッションモデルのようなスタイルだ。 ギルダは男を破滅させる悪女というより本当に愛している男性に付き従うことができない人物。ギルダと結婚したジョニーはギルダに監視をつけて束縛する。ギルダはジョニーから逃れようとする。 この愛憎は「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の主人公たちと似ている。 愛しているけど信用できない間柄。理屈で割り切れない男女の物語。
- ちゃやぴ
3.0点
1946 庭 HS TV
- スーザン
3.0点
見事にリタ・ヘイワースの魅力を堪能できる作品です。 暗黒街の世界を舞台に昔の男だの今の夫だの・・・と、 ストーリー展開は、ごちゃごちゃしているが、そんなこたあ関係ない。 グレン・フォードも彼女が相手では存在がかすむ始末。 (この人は声が良い) 艶めかしいダンス、豊かな髪をかき上げる仕草、男を見つめる瞳、、、、当時の男性陣が夢中になったのがようく分かります。
- 柚子
2.0点
カジノのオーナー、バリンに雇われたジョニー… バリンが、金で買った妻、ギルダを連れて来た 実は、ギルダはジョニーの元恋人で… (凄すぎる偶然だね…) バリンは裏家業にも勤しむ 死んだとされるバリンの跡を継いだジョニーとギルダは… 裏家業の話や、別の男との絡みなど、ごちゃごちゃしているけれど、要は、ラブストーリー 素直になれないジョニーとギルダのやり取りが、まどろっこしく感じる ギルダ役のリタ・ヘイワースのような、けばけばしい美人は、男性受けするだろうが、女の私には、このタイプは苦手 白黒なのに、ギルダの着ているドレスがキンキラリンに輝いて、目がチカチカしてきた(^-^; どんだけ派手なんだ~(+o+)
- tot********
3.0点
R・ヘイワースの映画のようによく言われますが、G・フォードの魅力もいっぱいでした。カジノのNo.2で硬派な男を演ずるフォード、カジノのボスの妻で元恋人のヘイワース。この二人の関係がお話の筋となりますが、映画ではヘイワースの出番がかなり多くヘイワースに感心がないと後半の歌と踊りのシーンは退屈です。その割りに最後までしっかり観ることができたのは、G・フォードがサッパリカッコよかったからです。なのに・・・特に後半の二人(特にフォード)の心・態度の変化は、無理があったというか、急すぎるんじゃないですか? 演出がよかったらもっとオモロいんかなぁ。この監督の「武器よさらば」なんて、全然オモロなかったもんな。
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