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ギルバート・グレイプ (1993)

WHAT'S EATING GILBERT GRAPE

監督
ラッセ・ハルストレム
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  • みたログ 7,697

4.20 / 評価:2,224件

いじらしいほど直向きなジョニデ

  • ver***** さん
  • 2016年1月31日 18時45分
  • 閲覧数 3953
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

本当は海外俳優を略して呼ぶのは好きではないのですが、長いのでタイトルは”ジョニデ”と省略しました。




と前置きはさて置き、ジョニーデップとその家族は様々な事情を抱えて暮らしています。
いや、もうその事情一人背負っているのはジョニーデップのみと言ってもいいくらい、彼にかかる肉体的・精神的負担は大きいように思えます。



父親不在、母は巨漢で動けないので要介護、弟は知的障害で休まる時がない、アルバイトでなんとか生計を立てる毎日、夢も希望もないに等しい人生...



そんなたくさんの”事情”に囲まれてながらも、主人公ジョニーデップは、けして腐れることなく、かと言って”ポジティブ!前向きに考えようスタンス”でもなく、ただ淡々と毎日をこなしていきます。


いやぁ、私だったらとっくに発狂していると思います...



今でこそ、奇抜で独特な役でお馴染みのジョニーデップですが、若い頃は王道の色男役や、普通の若者なんかも演じていたのですね。
その中でも特に彼の素材の良さが輝いている作品がこちらだと思います。




彼がこの作品で大きく感情を露わにすることはありませんが、家族の世話に追われる毎日、その後ろ姿だけで、彼の人柄は十分伝わってきます。
そんな姿がいじらしいほど直向きで、胸が苦しくなります。



置かれた境遇を、ただひたすら懸命にこなす人間の姿に感動しました。



なんだか「人生ってなんだろう」とか「自分探し」「本当の幸せってなんだろう」とか考えられるって幸せなことなんだなぁ、とシミジミ感じました。



これはもう散々語られていますが、やっぱりレオナルドディカプリオの知的障害者役には胸を打たれましたね。

”知的障害者役が上手い”なんて障害者の方に実に失礼かもしれませんし、正直、障害者の方のことなんて少しもわかりませんが、とにかく彼の演技には心を打たれたのです...

もしかしたら、”人間になったゴリラ”とかを演じても、彼は期待を裏切らず、人の心を動かしてくれると確信しています。

何が言いたいかと言うと、それほど心を動かす何かがあったということです。


穏やかな映画が好きな方は是非どうぞ。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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