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キング・ソロモン (1950)

KING SOLOMON'S MINES

監督
コンプトン・ベネット
アンドリュー・マートン
  • みたいムービー 3
  • みたログ 24

3.25 / 評価:8件

そこで爪を研いではいけません!

  • bakeneko さん
  • 2010年3月3日 18時06分
  • 閲覧数 528
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

アフリカを舞台にした冒険小説を1880年代から発表したH・R・ハガードの代表作の2回目の映画化であり、まだ潤沢だったアフリカの自然が記録されている貴重な映像で綴られる“秘境冒険”映画の王道的作品であります。

カーティス卿とアラン・クォーターメンが活躍する“ソロモン王の洞窟”に代表される“英国人の異境冒険シリーズ”は、(善くも悪しくも)ビクトリア時代の英国の思考価値基準に沿った物語展開となっています。しかしながら、後年に原作が映画化された時代にはそんな“英国が一番偉い!”的視点は修正が必要となっており、初回の1937年版ではまだ西洋の優越と帝国主義の論理に“列強イギリスの本質”が垣間見えましたが、2回目の本作は(アフリカへの優位意識が底流に流れているものの)純粋な秘境探検に物語が集約されています。

何よりも見物は、今とは考えられない程豊かだったアフリカの自然&動物を、“躊躇うこと無く消費して創り出した映像”であります(オープニングから“グリーンピース”が卒倒する映像が!)。それぞれの動物を子供も含めた群れで観ることが出来ますし、特に草原全体を揺るがす動物の群れの大暴走の場面は今では再現出来ない必見の場面であります。
更に俳優では何と言っても、美しい盛りのデボラ・カーがアフリカロケで“役者根性”を見せてくれます(灼熱の大地でのロケだけでも大変なのに、泥濘や川&山岳地帯を登坂する&髪を切る等の奮闘に、こちらも声援してしまいます)。

御話としては“アフリカの奥地探検”という一本道の展開で、“秘宝”を巡る展開がちょっと弱くなっていますが、挟み込まれる“驚愕の自然の記録映像”に見入るうちに最終地点まで連れて行ってくれる作品で、昨今の“自然ドキュメンタリー”の数倍の動物群れを観ることが出来る、正統派冒険映画(CG等のごまかし無し)であります。

ねたばれ?
1、 デボラ・カーの“因幡の白ウサギ”シーンは吹き替え無しなのかな?(まさかね!)
2、 カメレオンを“Scavenger”、ツチブタを“アリクイ”と説明するガイドって当てにならない様な気が…。
3、この後、“キングソロモン”シリーズは“インデイジョーンズ”の亜流として1985年にリチャード・チェンバレンとシャロン・ストーンのペアで「ロマンシング・アドベンチャー/キング・ソロモンの秘宝」として復活、今日まで変化しながら脈々と作られています。そして、本シリーズの主人公アラン・クォーターメンは「リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い」では、ショーン・コネリーが演じています。

詳細評価

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