禁じられた好奇心

UNA, MY LOVE

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禁じられた好奇心
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)


  • cyborg_she_loves

    3.0

    当時のユーゴの社会情勢を知る映画

     この当時のユーゴスラビアの政情って、ほんっと複雑で、私なんかにはぜんぜんわかんないんですけど、当時の社会主義政府の強圧的政治に対する抗議の意思をチラリチラリと暗示しながら、しかし物語の柱としては、とある大学の小悪魔的美女学生と、進歩的・自由主義的・無政府主義的思想を語るので当局から目をつけられている中年教授との、不倫恋愛物語です。  教授の著作を店頭に置くなと書店に当局から圧力がかかるとか、危険思想の象徴としてサルトルの名前がやたらに出てくるとか、当時のユーゴの社会状況がわかっていろいろと考えさせられます。が、不倫がバレたら大学をクビになるっていう下りは、今の日本でも大差ないですけどね。  ヒロインのウナは大学新聞の記事にするためにミシェル・バビッチ教授にインタビューを申し込む。何度か会っているうち、フリーセックス主義者の教授はウナを半分無理矢理抱いてしまう。しかしやがて逆にウナの方が教授に惚れ込んでしまい、2人は何度も肉体関係を重ねる。教授の妻はそれを知っても、あえてとがめない、むしろ自分も同じような経験があるからと、至極平然と受け入れている。しかし、この不倫をネタにして大学が教授をクビにしようと画策していることを知って、妻は、嫉妬の故にではなく、教授の身の安全のために、教授と別れてくれとウナに要求する。ウナは無視しているが、しかし教授が別の女に手を出していることを知ると……  という話です。  ウナ役のソーニャ・サヴィッチさんは、もし西側でデビューしてたらぜったいすごい人気女優になってたにちがいない、と思うほど、美人で、かわいさの中に魔女的な魅力を秘めた、素敵な女優さんです。  過激な性描写が話題になった作品ですが、今の通念から見れば、それほどでもありません。当時の社会主義圏で良くぞここまでやった、という意味では大胆きわまりないですが、今の日本ならこの程度の性描写はそこらじゅうにあります。  要するに、「当時の社会主義国で」ということを終始念頭に置いて見たら、驚く場面、考えさせられる場面はたくさんありますが、純粋にこれ単独の映画作品として見て、今でも引き込まれるような魅力があるか、と言われたら、まああんまりないと言うしかないですね。  ということで、普通なら☆1つか2つしかつけないところですが、ソーニャ・サヴィッチさんの魅力は、やはりすばらしいものがあるのも事実なので、☆1つ加点。こんな女性に言い寄られたら、私(男性)なら理性を失っちゃうだろうな。

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