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クィンテット

クィンテット

QUINTET

119

カーティス

1.0

アルトマン監督のコアなファン向け?

70年代に流行ったディストピア映画の1作。文明が荒廃した極寒の世界を舞台に、主人公がひょんなことから「クィンテット」と呼ばれる死のゲームに参加することになるという内容。あらすじだけ見るとよくあるディストピアものに思えますが、監督が監督だけにかなり個性的な仕上がり。 架空のゲームであるクィンテットについてのルール説明がほとんどありませんし、主人公がクィンテットに隠された秘密を追う描写は盛り上がりに欠けます。というかかなりなおざりです。 じゃあゲームも秘密もそっちのけで何を描いているのかと言えば、「生と死」についての哲学です。登場人物が哲学的な台詞を延々としゃべり続けるのですが、いまいち説得力がないというか、死のゲームの描写があっさりしすぎているので、台詞ばかりが上滑りしているように感じました。 また、全編通して画面のふちが白くぼやけている演出の意図がさっぱりわからず…一部のシーンでは登場人物が見えづらくなったりして、なんでこんな不親切なことをするんだろう?と思ってしまいます。個性ってことなんでしょうかね。 ただのSF映画にはしない!という監督の意気込みのようなものは感じられましたが、なにが面白いのかさっぱりわからない映画でした。 アルトマン監督のコアなファンなら楽しめる…のかな?

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