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空中レヴュー時代 (1933)

FLYING DOWN TO RIO

監督
ソーントン・フリーランド
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4.33 / 評価:4件

空で踊ってしまえば

  • 文字読み さん
  • 2009年12月21日 0時21分
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  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

1933年。ソーントン・フリーランド監督。というよりもフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのコンビが誕生した記念すべき映画。アステアの友人でバンドを率いるお金持ちで女性に目がない男が、ブラジル出身の女性に一目ぼれして結婚するまでの話。女性には婚約者がいてしかもそれが男の親友であるとか、二人で無人島に不時着してけんかするとか、よくあるパターンのおもしろくもないストーリーですが、「アステアたちのバンドの演奏に障害が生まれるが、それを克服して演奏する」というその後のアステアのミュージカルの原型が芽生えている歴史的な映画です。

ボスの女ぐせを横目に、音楽ひとすじの仕事人アステアとその相棒ロジャース。すばらしいダンスを披露するこの二人に恋の話を結び付けないという信じられない物語構造になっていますが、彼ら二人はこの映画まではほとんど無名だったのだから仕方がない。ダンスとコメディ担当に徹しています。

陰謀によって許可が降りずに演奏ができなくなったアステアたちが、飛行機なら許可はいらないと空中でレビューをするというのが見せ場。くだらないといえばくだらないアイデアですが、それを映画にしてしまうことがすごい。なぜなら、拘束される地上を離れることはその後のアステア映画の一貫したテーマだからです。「空中でレビュー?くだらない」と一蹴せずに映像化してくれたおかげで、重力に抗うアステアのダンスが生きてくるわけです(この映画ではアステアは地上に残って指揮をしていますが、彼は実際に空にいかなくてもダンスで十分に地上を離れられるからです)。大げさではなく、このくだらない映画のおかげで「バンド・ワゴン」にまで続く名作ができたのだ。感謝。

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