クーパーの花婿物語

CASANOVA BROWN

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クーパーの花婿物語
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

かっこいい16.7%パニック16.7%笑える16.7%コミカル16.7%ロマンチック16.7%

  • rup********

    3.0

    クーパーのイクメン物語

    この当時ヒット作続きのサム・ウッド監督が「打撃王」の主演コンビを起用して作った軽めのコメディですが、豪華キャストを揃えたにしては今ひとつ弾けるところの少ない作品でした。 「駅馬車」の酔いどれ医者など名傍役として知られるトーマス・ミッチェルが原作者の一人として名を連ねているのが興味深いものの、製作&脚本担当のナナリー・ジョンソンが真面目に作品を作りすぎているようにも感じました。 名高い浮気男カサノバの名前を持つ教授を演じるゲイリー・クーパーが結婚式の前日に届いた謎の手紙の真意について確かめるために差出人であるシカゴの産科病院を訪れると、事情もよく呑み込めないままに健康診断を受けることになってしまいます。 元妻(テレサ・ライト)がクーパーとの間にできた産まれたばかりの子供を養子に出すというので父親の健康状態の検査が必要であったことが分かってくるのですが、クーパーはいざ新生児と対面すると、その可愛さに手放しがたくなり、病院からその子をさらってホテルの一室に立てこもり、育児書を片手に子育てを始めるという珍妙なお話です。 クーパーが子育てをする奮闘ぶりが観られるという点ではかなり面白いものの、元妻役のテレサ・ライトがどうもピリッとしません。クーパーを取り戻そうという企みを秘めているのだから、もっとクーパーを巧みに釣っていくような小悪魔的な部分を見せてもいいように思うのですが、少しおとなしすぎます。 「打撃王」では、夫ゲーリックの浮気を疑うふりをして、友人の記者ウォルター・ブレナンをからかうような茶目っ気たっぷりの演技が楽しかったりしたので、本作にももっとそういう要素があったらよかったのですが…。 そもそも、2人が別れた原因は、クーパーがテレサの実家を訪れたときに隠していたタバコの吸い殻がもとで屋敷を全焼させてしまったことにあるのですが、この場面での火の処理の仕方がわざとらしいコントを観ているようで、ここからして冴えない感じはしていましたが、結果的に、ドッキリの仕掛け人が相手の反応を読み間違えていて、そうこうしているうちに騙された相手がそのウソを信じ込んで暴走してしまいグダグダになるというような展開になっていたのはちょっと残念でした。 クーパーの婚約者役のアニタ・ルイーズも全く存在感をみせられず気の毒なだけですし、花嫁の父役である"オズの大魔王"ことフランク・モーガンが家族を煙たがっていて娘よりもクーパーの味方に立ってしまっているというあたりにも、スクリューボール的な人物造型の面白さはあるものの、話が締まらない一因があるように思いました。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
クーパーの花婿物語

原題
CASANOVA BROWN

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-