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グッドフェローズ (1990)

GOODFELLAS

監督
マーティン・スコセッシ
  • みたいムービー 498
  • みたログ 3,056

3.90 / 評価:1105件

クズの美学?

  • kok******** さん
  • 2017年11月20日 12時30分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

名作中の名作、マフィア映画といえば『ゴッドファーザー』ですが……自分はこちらの方が好きです。
以前も観てるんだけど、改めて見直すと結構忘れてる。

不朽の名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』と少しごっちゃになりそうなんだけど、グッドフェローズは華やかなマフィアの世界ではなくて、どうしようもない奴等のお話なんだよね…そこんとこ徹底してる。

ところで、マフィアとギャングの違いはなんぞや…?と思い調べてみると、この『グッド・フェローズ』の台詞にも出てくるように、イタリア系のファミリーで構成されているのがマフィアのようだ。
「俺達はイタリア系ではないから幹部にはなれない」って感じのナレーションが出てきたりする。

ああ、そっか、ギャングは「少年ギャング団」とか言うくらいだからその辺の悪がき~暴力団までの広範囲を指すのね。
どうりで、どうりで。
今更そんなこと知ってしまった。
かだらこそマフィア映画には独特の情緒があるんだな…。

私が今まで観たマーティン・スコセッシ監督の作品は、
『ヒューゴの不思議な発明』
『シャッター・アイランド』
『アビエイター』
『ディパーテッド』
『ギャング・オブ・ニューヨーク』
『ケープファイヤー』
『タクシードライバー』
『カジノ』

この監督さんの暴力描写がなかなかの迫力で、嫌いじゃない。

アビエイターででディカプリオが実在した富豪ハワード・ヒューズを演じたんだけど、自家用飛行機?(1人乗りのやつ)を操縦して民家に堕ちるシーン、追突の瞬間顔面?頭を強打、あのシーンはすごかった。

あと、ディパーテッドだったかな、ジャック・ニコルソン(偽物か本物か知らんけど、この映画で局部もろ見せw)がディカプリオの手に(またかよw)に酷いことするんだけど、ここも印象的。

マーティン・スコセッシはとりあえずディカプリオを苦しめたいらしいw『シャッター・アイランド』も観てられないくらい辛そうな演技してたしなあ…そりゃ眉間のシワも年々深くなっていくよな…。

され、話は戻って。
主役のレイ・リオッタ、なんとも言えない最高の表情を見せてくれます。
短気でトラブルメーカーのトミーを演じるジョー・ペシの怪演も素晴らしい。
そして、デニーロは登場シーンこそ最高にかっこいいが、どんどんケチで欲深い一面を曝け出していき、最後には糞ダサい嫌な野郎に見えてくるw
ゴッドファーザーやワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカで見せたあの渋さはどこへやら。
ほんと、最高の俳優さんですなあ…。
タクシードライバーと、ヒート、どっちもデニーロだけど別人だよね。キモかったりかっこよかったり……うーん、長生きしてほしい。

この映画、「大統領よりもマフィアに憧れた」1人の少年ヘンリーが、狭い世界の中で「俺を中心に世界は回ってるぜ」ってな野望と勘違いを続け、長い長い月日を経てようやく夢から覚めた……そんな物悲しい、バカバカしいクズ野郎のお話なんだよな。

といっても実話ベースで作られた映画らしいので、これが完全フィクションならやっぱりもっと華やかな暗黒の世界を描いていたんだろうか?スコセッシ監督は。

ヘンリーが見せる「微妙な戸惑いの表情」がものすごくリアルで、それは殺される人間共への同情というより、これ以上そういった行為に手を染めて、己が身を投じた世界のくだらなさを自覚するのが怖い、認めたくない、そんな顔……かな?元からそういう顔だから起用されたのか、完璧なまでの役作りなのか。

一番笑えた場面は、どっかの大物マフィアが出所しててバーで飲んでるんだけど、居合わせたトミーを執拗にからかうんだよね、「靴磨きしてたよな~昔は」って。
で、トミーは今にもブチ切れそうで…ジミー(デニーロ)が大人の対応を取ってその場をなだめる。おお、やっぱかっこいい、とここで思ってしまうんだけど……その後の行動がwお前個人的なストレス解消してない?って思うくらいすごくて。
トミーもジミーも中身はな~んも変わらない、どうしようもない奴w

グッドフェローズ、なれど全然グッドじゃない、底辺BADな連中のお話でした。もう最高。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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