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グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
2010年8月7日公開

グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版

LE GRAND BLEU: VERSION LONGUE

R15+1692010年8月7日公開

sou********

4.0

ネタバレただ、ただ、美しいだけ…。

昔、観たのだが…。当時、僕が観た映画の本数がまだまだ少なかったのか、世間の高評価の意味が良く分からなかった。 そんな理由と共に、レビューも書いてないしさ、いつか再び観てみようと思ってた。 きっかけは、クソのような商売丸出し邦画を、更に劇場で観てしまう愚行のせい。 お口直しに良い映画を観たいなぁ…と。 はぁぁ、余すとこなく美しい影像…。素晴らしい!ただただ、素晴らしい! オープニングのモノトーンから既に良い! カラーに変換したら、海と空の青が命を宿す。ガラスに映り込む雲の様も見事。海中の景色…魅力的だ…。 夜の海、キラキラ光る波間にイルカと戯れる影像…。撮影方法もきっといろんな工夫があるのだろう。 アングル、ロケーション、光加減、全部含めてカメラワーク最高。 ところで、この映画、何で記憶に残ってないの?そんな疑問のまま、僕自身の消失した記憶の謎は深まりながら映画は進む。その謎、まさにディープな海底にある模様。 あぁぁ、ストーリーなんや…。これは、僕の趣味じゃない。 僕のこの映画に対する気持ちは、純なイルカ男のロマンと友情と本能(?)と共に海に沈んでいったのね…。このストーリーじゃあ、記憶が浮かび上がる筈もない。 この上なく美しいが、美しい故に切ないぜ。 僕なら、愛する人と観たい映画じゃないね。「これ、良いよね」と言い切れない。 あの紐を、愛する人に持たせる事など僕には出来ない。僕がどうしても旅立ちたいなら、嫌われて或いは静かに関係を細くしていき旅立つぜ。 でも、ホンネのホンネは、旅立つ選択は100パーセント無いね。妊娠した女を置いて、イルカと消えますか?

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